最終更新日:平成27年(2015)3月24日
所在地:野増字エンシュウアイノウ
地層切断面バス停から左手に地層切断面が高さ30m、長さ630mにわたって大きなカーブをえがきながら続いており、大島ではバームクーヘンとも呼ばれている。この地層は三原山の百数十年ごとの大噴火のたびに、山頂の火口から空中へ噴き上げられたスコリアや火山灰が降り積もってできたものであり、見事な地層の縞模様がみられる。この地層切断面の縞模様に見られる褶曲(1)は普通の褶曲のように横圧力を受けて形成されたものではない。堆積する前の地形にすでに起伏があり、火山砕屑物スコリア、火山灰等がこれに沿って堆積したため、当初からこの縞模様が出来たものと考えられる。ここから海上を見ると洋上に利島、新島、式根島、神津島が見える。天候の良い日には三宅島、御蔵島まで見ることが出来る。
教育庁大島出張所
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