公開日:平成23年(2011)1月31日
最終更新日:平成23年(2011)1月31日
東京都教育委員会は、平成16年11月に「東京都特別支援教育推進計画」を策定し、障害のある児童・生徒等一人一人の教育ニーズに応じた適切な教育的支援を行う特別支援教育の推進に取り組んでいます。
この計画では、全体を3期に分けて実施することとしています。これまで第一次・第二次実施計画に基づいて、都における特別支援教育の充実を図ってきました。
平成22年11月に、新たに第三次実施計画を策定しましたので、計画の概要をご紹介します。
「特別支援教育」とはどういうものですか?
「特別支援教育」とは、障害のある子供たちの自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点から、子供たち一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するため、適切な指導及び必要な支援を行うものです。
今まではどんなことをしてきたのですか?
第一次実施計画(平成16年度~19年度)・第二次実施計画(平成20年度~22年度)により、障害のある子供一人一人の可能性を最大限に伸ばす、より専門性の高い教育の実施と、将来の自立と社会参加を目指した支援の充実を図ってきました。
第三次実施計画では、特別支援教育を取り巻く環境の変化に適切に対応するため、計画期間を平成25年度までの3年間から、平成28年度までの8年間に延長します。
小・中・高等学校、特別支援学校など、すべての学校において、子供たちがその障害の種類や程度に応じて、専門的な教育を受けられる環境を整備・充実します。
子供一人一人が、必要に応じて適切な指導と支援を受けられるよう、子供たちにかかわる人々・学校・関係機関のつながりをいっそう強化していきます。
職業教育や進路指導・就労支援の充実に向けた教育環境を整備し、将来の自立と社会参加を目指した取組を進めていきます。
障害や病気の有無にかかわらず、だれもが相互に人格と個性を尊重し支え合う共生社会の実現を目指します。
中学校から都立高校への適切な進学を推進し、都立高校に在籍する特別な支援を必要とする生徒への指導・支援の体制づくりを進めます。
東京都教育委員会は、障害のある子供一人一人の可能性を最大限に伸ばし、社会的自立を図ることができる力や地域の一員として生きていける力を育てます。
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