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とうきょうの教育 第94号 中学校版 日本史の必修化

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公開日:平成23年(2011)4月28日
最終更新日:平成23年(2011)4月28日

都立高校で日本史を必修化します
~東京都独自科目「江戸から東京へ」

建物の写真

東京都教育委員会では、これからの東京を担う高校生が日本の伝統や文化とその価値に対する理解を深め、国際社会に主体的に生きる日本人としての自覚と誇りをもてるように、都立高校で日本史を必修化します。平成24年度に入学する1年生から、都立高校では、「日本史A」「日本史B」「江戸から東京へ」のいずれかを卒業するまでに必ず学習することになります。

日本史の必修化~みなさまのご質問にお答えします~

Q.1 どうして今、日本史を必修化するのですか。
A. 1 日本の歴史を学び、日本の伝統や文化とその価値に対する理解を深めることで、国際化が進む社会で主体的に生きる日本人としての自覚と誇りを育む必要があるためです。
Q.2 現在、日本史を学ばないで卒業する都立高校生はどのくらいいるのですか。
A. 2 現在は、都立高校生のうち、約4分の1の生徒が日本史を学ばずに卒業しています。
Q.3 東京都独自の日本史科目をつくったのはどうしてですか?
A. 3 「日本史A」では、江戸時代をほとんど学習しません。しかし、江戸時代に成熟した独特の高い文化や教育水準は、その後の時代に大きな財産として受け継がれ、我が国の発展の原動力となりました。このことを踏まえて、江戸開幕以降の歴史を江戸・東京を切り口として学ぶ「江戸から東京へ」を開発しました。
Q.4 「江戸から東京へ」はどんな科目ですか。
A. 4 「江戸から東京へ」は、江戸開幕から現在に至る歴史の大きな流れを、政治・経済・文化などの側面から学習する日本史科目です。現在の東京に残る史跡や文化財等を活用し、地理的視点も踏まえて総合的に学習する点が特徴です。
Q.5 「江戸から東京へ」のテキストは、どんな特徴がありますか?
A. 5 各項目の最初に設けた「学びの窓」というコーナーを入口に、見開き2ページで各項目が完結するわかりやすい構成とし、大きな歴史の流れを総合的に考察できるよう工夫しています。
また、学習への興味・関心を高められるように、都内の史跡や文化財などの身近な教材を豊富な写真等で掲載したほか、自然に歴史的なものの見方・考え方を身に付けられるよう、コラムなども多く掲載しています。

 

平成23年度には、全ての都立高等学校に「江戸から東京へ」のテキストを配り、その活用を図ります。テキストをこちらのページに掲載しています。

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