ここから本文です

とうきょうの教育 第95号 中学校版 東日本大震災に伴う支援活動

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

公開日:平成23年(2011)9月30日
最終更新日:平成23年(2011)9月30日

東日本大震災に伴う東京都教育委員会の支援活動

この度の東日本大震災の被災者の皆様及び福島第一原子力発電所の事故による避難者の皆様に、心から御見舞い申し上げます。

東京都教育委員会では、平成23年3月11日発生当日から現在まで、帰宅困難者への支援、被災者・避難者の受入れ、被災地への支援等、様々な取組を行っています。

被災地域からの児童・生徒の受入れを行いました

受入施設でのボランティアによる学習支援の写真受入施設でのボランティアによる学習支援

東日本大震災の被災・福島第一原子力発電所の事故による避難等により、保護者と離れて生活することを余儀なくされた児童・生徒に対して、就学を支援することを目的として、東京スポーツ文化館において、衣・食・住の提供を伴う受入れを行っています。

また、都立学校への受入れ・受入校で使用する教科書・教材等の給付を行っています。

被災県への教職員の派遣を行っています

派遣教員の結団式の写真派遣教員の結団式

被災県の教育活動支援のため、宮城県内公立学校への東京都公立学校教員の派遣、被災県教育委員会への管理主事・事務職員等の派遣を行っています。

また、平成23年度末までの期間で、公共建築物の災害復旧支援のため、東京都職員(技術職)が派遣され、教育庁からも建築職の職員が1名宮城県へ派遣されているほか、行政機能支援のために仙台市へ2名の事務職員が派遣されています。

東京の先生、宮城県の中学校でもがんばっています!

日の出町立大久野中学校から石巻市立渡波中学校へ派遣

平岡 直実先生

震災数日後の渡波中学校の写真震災数日後の渡波中学校

被災県の教育活動支援のため、宮城県内公立学校への東京都公立学校教員の派遣、被災県教育委員会への管理主事・事務職員等の派遣を行っています。

東日本大震災で被災した宮城県内の小・中・高等学校及び特別支援学校の支援として、教員の派遣を行っています(8月16日現在、第一次派遣からの派遣教員の累計は、交代派遣者を含めて延べ85人となっています。)。

石巻市立渡波中学校に派遣されている平岡直実先生から、現地での様子と東京の子供たちへのメッセージが届きました。

石巻市内に入り、ここで起こった出来事を自分の眼で見ました。家や車が流され、多くの尊い命が奪われた被災地。ことの大きさに言葉を失い、津波の恐ろしさを実感しました。

私が赴任した渡波中学校は海の近くにあるため津波の被害も大きく、子供たちは学校の中に入れません。現在は近隣の小中学校に分散し授業をしています。今までのような活動はできませんが、子供たちは元気に学校生活を送っています。

しかし、今回の津波で家を流され、家族や友達を亡くした者もおり、震災は多くの子供たちの心を傷つけました。

「心の復興」には長い時間がかかります。東京の皆さんも「自分にできる支援」を考えてみてください。一人一人の「心の積み重ね」が被災地の子供たちの傷ついた心を癒す力になるのですから。

 

 

ページID 806

このページの目次

PCサイト表示

表示を元に戻す

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る


ページの
先頭へ