公開日:平成24年(2012)1月31日
最終更新日:平成24年(2012)1月31日
東京都教育委員会は、魅力ある都立高校づくりを目指して取り組んできた「都立高校改革推進計画」の成果を検証し、現在の都立高校や都立中高一貫教育校の現状や課題点について明らかにするため、平成23年9月に、平成7年度以来の都立高校白書となる「都立高校と生徒の未来を考えるために-都立高校白書(平成23年度版)-」を作成しました。
この白書で明らかになった、様々な「今日の都立高校に求められているもの」の中から、ごく一部ですがご紹介します。
都立高校生自身への調査で、「授業の内容を十分に理解している。」との問いに対し、「そう思う」と回答した生徒は9.3%にとどまっていました。
そう思う | 多少 そう思う |
どちらとも いえない |
あまりそう 思わない |
そう 思わない |
わからない | 無回答 |
---|---|---|---|---|---|---|
9.3% | 30.8% | 35.3% | 13.9% | 7.3% | 2.6% | 0.8% |
各都立高校では、生徒一人一人の進学希望の実現のために、学習指導や進路指導の充実を図っています。
また、平成23年度からは全ての都立高校で、組織的に生徒の学力を伸ばしていく「学力向上開拓推進事業」を行っています。
各都立高校の設置目的に応じた、生徒一人一人の学力の確実な定着と学力向上への取組、都立高校を卒業する生徒への学力保障などが求められています。
都立高校生自身への調査で、約6割の都立高校生が、ボランティアなどの社会貢献に関心を持っていることがわかりました。
積極的に 行いたい |
機会があれば 行いたい |
あまり 興味がない |
できれば やりたくない |
無回答 |
---|---|---|---|---|
8.1% | 51.7% | 30.7% | 7.0% | 2.5% |
東日本大震災当日に帰宅支援ステーションとなった都立高校では、ボランティアとして活動した生徒もいました。
平成19年度からは、全ての都立高校で教科「奉仕」を必修とし、奉仕体験活動に取り組んでいます。
防災教育の更なる充実を通じて、自分だけではなく他人を守ることができる人間を育てること、ふるさと「東京」のために貢献しようとする意識を高める取組を行うことが求められています。
都立高校白書で明らかになった様々な課題を解決し、真に社会人として自立した人間を育成するために、東京都教育委員会では、「新たな都立高校改革推進計画」の策定に向けた準備を行っています。
「新たな都立高校改革推進計画」は、都立高校が抱える様々な課題の解決を図り、今後の展望を明らかにする総合的な計画で、平成24年度から平成33年度までの10年間の長期計画です。
この「都立高校と生徒の未来を考えるために -都立高校白書(平成23年度版)-」は、東京都教育委員会ホームページに掲載しているほか、広く都民の皆さまにご覧いただくため、都民情報ルームでの販売を行っています。価格は350円で、都民情報ルームでは現金書留による郵送販売も行っています。ご購入の詳細は、直接都民情報ルームにお問い合わせください。
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