公開日:平成26年(2014)1月31日
最終更新日:平成26年(2014)1月31日
平成26年1月
東京都教育委員会は、体罰根絶に向けて検討を重ね、平成25年9月に、体罰を根絶するための総合的な対策について検討結果をまとめました。その内容を紹介します。
どのような行為が体罰に当たるのかなどを、具体的に細かく示し、体罰と不適切な行為を「許されない行為」として明示しました。
行為の名称 | 具体例 《抜粋》 | |
---|---|---|
体罰 | 骨折・鼓膜損傷等の傷害を負わせる、椅子を投げ当てる、突き飛ばす、 頭・頬をたたく、長時間正座をさせる 等 | |
不適切な行為 | 不適切な指導 | 手をはたく(しっぺ)、おでこを弾く(デコピン)、小突く、 胸倉をつかんで説教する 等 |
暴言等 | 罵る、脅かす、人格(身体・能力・性格・風貌等)を否定する、 集中的に批判する 等 | |
行き過ぎた指導 | 生徒が心身ともに疲労して勉強する時間がなくなるほど休みなく練習を続けさせる、経験したことのない長時間の練習メニューを課す 等 | |
適切な指導 | 腕をつかんで連れて行く、体をつかんで軽く揺する、短時間正座させて説諭する、 緩慢なプレーや危険な行為を大声で注意する、殴りかかってきた生徒をかわすために押す、校舎から飛び降りようとする生徒を引き倒す 等 |
総合的な対策の詳細については、東京都教育委員会のホームページをご覧ください。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/soumu/tokyo101_01/3/pr130912e.htm
※ガイドラインは第2章の5に出ています。
教員の意識を改革し、児童・生徒、保護者、地域関係者と共に、体罰を「しない、させない、許さない」という学校風土を作るための方向性を示しました。
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