公開日:平成27年(2015)1月30日
最終更新日:平成27年(2015)1月30日
No.104小学校版PDF [2.2MB]
今、子供たちをめぐって、「社会のルールやマナーを守れない子供がいる。」「実際に体験する機会が少ない。」など、学校や家庭だけでは対応が困難な課題があり、地域の力が必要とされています。
そこで、学校を支える「地域の応援力」として、地域や企業の方々による教育支援活動が広がっています。
この取組によって、学校の授業などの教育活動や環境整備がより充実し、地域の様々な人と関わることを通して、子供たちに変化がみられるなどの効果があらわれています。
東京都教育委員会は、区市町村における「教育支援活動」を様々な形で支援しています。
今回は、その取組の一つとして、「学校支援ボランティア推進協議会事業」を紹介します。
地域ぐるみで公立小・中学校の教育活動を支援する仕組みをつくり、コーディネーター(※)が橋渡し役になることで、学校と地域のボランティアとの連携した取組をより効果的・継続的に進めることを目指しています。
地域の実状に応じて、芝生・花壇・図書室整備や読み聞かせ、授業支援など様々な取組を行っています。
※ コーディネーターとは…PTA経験者や自治会、元教職員など、学校と地域の状況を理解している人で、学校の教育方針を踏まえて、ボランティア等との連絡調整など、学校と地域をつなぐ役割を果たします。
東京都教職員研修センターを会場に、「出張授業」などの教育支援プログラムを提供する17の企業・NPO等による講座が、20講座まとめて開かれ、480名の小・中学生が参加しました。
様々な分野で活躍する社会人を「ゲストティーチャー」として招き、仕事の内容や苦労などを聞き、子供たちが職業観をもつ機会にしています。
教員
将来の夢や目標を意識することで、学習意欲が向上するなど、子供の成長に結び付いています。
児童
働くことの喜びや苦労を知ることができ、自分の将来の生き方について考える良い機会になりました。
保護者ボランティアの授業補助により子供たちの「できた! わかった!」を支援しています。
教員
困った時に、すぐに質問ができるので、安心して勉強ができます。
地域の方
子供の状況に応じたアプローチを知ることができました。家庭でも生かしたいと思います。
地元農家の方の協力で、長年稲作学習(田植えから脱穀まで)を行っています。
教員
活動がスムーズにできたため、活動後すぐに学校に帰って、活動を振り返る学習の時間を取ることができました。
地域の方
子供が生き生きとして作業に取り組み、学習への意欲が感じられました。
学校・地域・保護者がグループ「サウス・グリーンズ」を作り、連携して芝生の維持を行っています。
地域の方
雑草抜きなど作業は大変ですが、芝生は生き物なので、季節を感じることができます。
児童
ぼくたちの学校の自慢の芝生を大切に守っていきたいです。
学校・地域・保護者がグループ「サウス・グリーンズ」を作り、連携して芝生の維持を行っています。
地域の方
登下校時の見守りをはじめ、運動会、学校公開など、子供たちの成長が間近で見られる機会があり、力をもらえます。
児童
毎朝、「おはよう」のあいさつや、やさしい言葉をかけてくれて、うれしいです。
校庭を会場に、地元のお祭り「平山季重まつり」を、学校と保護者・地域が一体となって実施しました。
地域の方
お互いに顔や名前を知ることができました。学校だけでなく、普段別の活動をしている方々とも協働するきっかけができて、うれしいです。
児童
みんなで一緒にがんばれば、こんな大きくて楽しいお祭りが出来るんだと分かりました。
教員
地域に支えられて教育活動がより豊かになりました。
ご紹介した活動事例はごく一部です。
ボランティアの登録方法や具体的な活動内容については、直接各区市町村教育委員会にお尋ねください。
ぜひ、家庭でもご活用ください。
東京都教育委員会の東京都道徳教育教材集「心あかるく」「心しなやかに」「心たくましく」と、文部科学省の「私たちの道徳」は、生命を大切にする心や他人を思いやる心、規範意識や公共の精神など、子供たちの「豊かな心」を育むための道徳教育用教材です。
学校での指導はもとより、家庭でも活用できるように作られています。
子供への思いや願い、子供が受け継いでいってほしい、人が生きていく上で大切なことを、保護者の皆様が子供と語る際に、ぜひこの教材集をご活用ください。
家族が記入する欄もあります。
(参考:「心しなやかに」p.121)
子供が、家族の自分への思いや願いを知ることをきっかけにして、家族への敬愛の念を深め、家族が喜ぶことや、家族のためにできることを考えていくようにします。
保護者の方から、東京都道徳教育教材集について、「子供が卒業してからも、家庭で、子供と一緒に読んでいます。」との声が届けられました。
子供たちが「私たちの道徳」を持ち帰って、「生命尊重」「家族愛」など決められたテーマを扱ったページを家族で読んで、話し合ったり記入欄を使用したりするなど、家庭で活用するよう呼びかけている学校もあります。
東京都教育委員会は、学校、家庭、地域が一体となった道徳教育を推進しています。
明けましておめでとうございます。
東京都教育委員会は、平成25年4月に策定した「東京都教育ビジョン(第3次)」に基づいて、様々な教育施策を打ち出し、それを実行すべく努力を重ねています。
その施策の一つが「国際社会で活躍する日本人の育成」です。
この施策は、(1)次世代リーダー育成道場、(2)独立行政法人国際協力機構(JICA)と連携した国際貢献教育プログラム、(3)国際バカロレアの認定の取得に向けた取組、(4)JETプログラムによる外国人指導者の配置、(5)英語科教員の海外派遣、などのプログラムから成っています。
プログラム(1)は毎年200人の都立高校生を約1年間、留学生として外国に派遣するプログラムです。昨年の9月11日に、第一期修了生5人を招き、舛添知事にも御出席頂いて懇談会を行いました。修了生の皆さんの素晴らしいプレゼンテーションの後、極めて活発な意見交換が行われました。全員が1年間の留学経験によって大きく成長し、既にグローバル人材としての資質を身に付けられていることに、出席者一同大きな驚きと喜びを感じました。
特筆すべきは、5人の中の一人が、在籍校だけでなく全米の高校においてもトップクラスとなる成績を修め、成績優秀者としてオバマ大統領の署名の入った表彰状を授与されたことです。今後とも、このプログラムが大きな成果を上げることを期待しているところです。
次に、プログラム(2)についてですが、JICAは、多岐にわたる研修事業を実施しており、この事業に発展途上国から多くの人々が参加しています。これらの人々は、日本人との交流を強く希望していますが、研修プログラムが密に組まれているため、なかなかその機会が得られないと言うのが実情です。この度、JICAと東京都教育委員会との話し合いで、高校生向けのプログラムが実行されることになりました。この試みは国際交流並びに国際貢献に大きく資するものであり、研修に参加されている外国人、都立高校生の双方にとっても素晴らしい機会を提供することになります。
プログラム(5)は、英語科の若手教員を英語圏の国に派遣する事業で、平成26年度は140人を派遣いたしました。この派遣プログラムは、(4)の100人のJETプログラムにより招へいした外国人指導者の受け入れ計画とあいまって、都立高校の国際化を一気に加速するものと確信しています。
以上、東京都教育委員会が打ち出した施策「国際社会で活躍する日本人の育成」の概略について御説明申し上げました。この施策を実効あるものにすべく、東京都教育委員会は努力を重ねております。
都民の皆様の特段の御支持と御理解をお願い申し上げます。
6回の定例会を開催し、42件の議案と19件の報告について審議等を行いました。
教育委員会は、原則として毎月第2・第4木曜日に開催しています。
開催状況・会議録は東京都教育委員会ホームページに掲載しています。
03(3360)8008
子育ての悩みや不安、いじめ、不登校など
平日:午前9時から午後9時まで
土日祝日:午前9時から午後5時まで
03(3360)8008
中国語は毎週金曜日、英語、韓国・朝鮮語は第2・第4金曜日(午後1時から午後5時まで)(受付は午後4時まで)
※来所相談は要予約
※上記時間以外は留守番電話及び電子メールによる対応をしています。(閉庁日・年末年始を除く。)
03(5331)8288 〈24時間受付〉
いじめに悩む子供本人や保護者等からの相談に24 時間体制で応じています。
※ホームページからご利用ください。
〒169-0074 東京都新宿区北新宿四丁目6番1号(東京都子供家庭総合センター4階)
電話:03(3360)4172(管理係) ファクシミリ:03(3360)4198
この国の変化を数字で見つめる
国民の生活にあった、よりよい社会を実現するため総務省統計局・東京都では、さまざまな統計調査を定期的に行っています。
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皆様の個人情報は厳重に保護されます。
「統計法」で統計調査員には厳格な守秘義務が課せられていますので、調査の内容が漏れることはありません。
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不審に思われた場合は、東京都総務局統計部までお問い合せください。
総務省統計局・東京都
http://www.toukei.metro.tokyo.jp/
総務局統計部社会統計課家計統計係 電話 03-5388-2554
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