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とうきょうの教育 第116号 小学校版

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公開日:平成31年(2019)2月1日

とうきょうの教育 第116号 小学校版
表紙画像

No.116小学生版PDF [1.5MB]

平成30年度「児童・生徒の学力向上を図るための調査」から

東京都教育委員会は、平成30年7月5日、小学校第5学年及び中学校第2学年を対象に「児童・生徒の学力向上を図るための調査」を実施しました。

自分の考えや学習したことを発表する機会が多いほど学力が向上します。

学校では…

自分の考えを発表するときに、これまで考えたことをまとめ直したり、身に付けた知識を組み立て直したりします。このことから、学校では、指導計画の中で児童が「学習したことを発表する」機会を設けています。

ご家庭でも…

学校や社会の出来事について、子供たちの考えをよく聞くとともに、「なぜ、そのように考えたの。」などと理由をたずねることをしてみてください。

発表する機会について、より肯定的に回答をした児童ほど正答率が高いことが分かります。

Q 児童への質問
「自分の考えを発表する機会がありますか。」

平均正答率との関係

国語

グラフ(国語)

理科

グラフ(理科)

数字は平均正答率

改善しました
学力の定着に課題があり、経年で変化を見る必要のある問題が改善されてきました。

算数

(問題)次の計算をしましょう。

10-3×2

正答
4
正答率
平成30年度 88.6%
(平成25年度出題の類似問題 78.2%)

課題あり!
修飾と被修飾の関係を表現することには課題があります。

国語

(問題)_をつけた言葉がくわしく説明している部分を、あとのアからエまでの中から一つ選び、記号で答えましょう。

昨年、上野動物園でパンダの赤ちゃんが生まれた。

ア 昨年 イ 上野動物園で ウ 赤ちゃんが エ 生まれた

解答 ウ(正答) 無解答
反応率 6.6% 22.4% 53.6% 14.3% 2.9%

やってみよう
小学6年生が取り組んだ問題です。解けるかな? もう一度やってみましょう。(「平成30年度全国学力・学習状況調査の結果」から)

算数

(問題)グラフからわかることについて書いたメモについて話し合っています。

しおりさんが言うように、メモ1とメモ2は、それぞれ、グラフについてちがうことに着目して書かれています。

それぞれ着目していることを、言葉や数を使って書きましょう。

設問画像
●えりか
メモ1を見ると「進んであいさつをする」のほうが人数が多いです。でも、メモ2を見ると「本をよく読む」のほうが人数が多いですね。
●まさる
メモ1では、「進んであいさつをする」のほうが人数が多く、メモ2では、「本をよく読む」のほうが人数が多いのは、なぜですか。
●しおり
メモ1とメモ2は、それぞれ、グラフについてちがうことに着目して書いているからです。
正答
(例) メモ1は、12月の人数に着目して書かれていて、メモ2は、7月の人数と12月の人数の差に着目して書かれています。
正答率
25.1%(全国 20.7%)
無答率
19.3%(全国 18.0%)

問合せ先

指導部義務教育指導課

電話03(5320)6841 ファクシミリ03(5388)1733

中学校でも「特別の教科 道徳」がスタートします!!

小学校で平成30年度から、これまでの道徳の時間が「特別の教科 道徳」として教科になりました。

中学校でも、平成31年度から「特別の教科 道徳」がスタートします。

「特別の教科 道徳」の授業では、思いやりや感謝の気持ちをもって生活すること、友達と互いに理解し合い尊重し合うこと、といった心の豊かさを、これまで以上に着実に育むことができるよう、内容を充実させていきます。

「思いやり」ってなんだろう?

「思いやり」の大切さは、誰もが理解していますが、そもそも「思いやり」とは、どのようなものなのでしょうか?

相手の気持ちや状況を理解して、相手のためにできることを考えていくことじゃないかな。どうすることが相手にとって一番いいのか、きちんと判断することも大切だと思います。

「考える道徳」「議論する道徳」

「特別の教科 道徳」では、思いやりの大切さや互いに理解し合い尊重し合うことの必要性などについて、子供たち一人一人が自分に関わることとして真剣に考えたり、友達と話し合う中で考えを深めたり広げたりする、「考える道徳」、「議論する道徳」を推進しています。

イラスト1

東京都では、家庭・地域と学校とが一体となって子供たちの豊かな心を育んでいくために、全ての公立小・中学校等で「道徳授業地区公開講座」を実施しています。

「道徳授業地区公開講座」では、全学級で道徳の授業を公開するとともに、子供たちの豊かな心を育むために大人たちに何ができるのかを、保護者・地域の方・教師それぞれの立場から語り合う「意見交換会」を行っています。

中学校の「道徳授業地区公開講座」にも、ぜひご参加ください。

理数教育の推進

東京都教育委員会では、小・中学生の理科、算数・数学等に対する資質・能力の伸長を図るため、様々な事業を展開しています。

中学生を対象にした主な事業には次のようなものがあります。

中学生科学コンテスト

本コンテストは、生徒の理科・数学等に対する意欲・能力をさらに伸ばし、科学好きの生徒を増やすことを目的としています。都内の中学校等に在籍する生徒3名がチームを組み、今年度は、188チームの生徒が参加し、筆記競技と実技競技に挑みました。

対象
中学校1・2年生
実施
8月
会場
都立学校
定員
192チーム
写真:実技競技ものづくりの能力、コミュニケーション能力等を用いて課題を解決する「実技競技」

参加者の感想など

参加した生徒からは、「チームで話し合いながら、個性を生かして問題に取り組むことができました。」「目的を達成するために、解決方法を見直したり、データの信ぴょう性を高めたりすることの大切さを感じました。」などの感想が聞かれ、生徒の科学に対する興味・関心が高まりました。

東京ジュニア科学塾

東京ジュニア科学塾

東京都から未来の科学技術を担う人材を輩出するため、都内の小・中学生を対象に科学に関する専門家等から指導を受ける「東京ジュニア科学塾」を実施しています。

対象
小学校6年生、中学校1・2年生
実施
年間3回
会場
都内各地
定員
各回約300人

東京ジュニア科学塾専修コース

東京ジュニア科学塾では、科学に対して特に高い関心をもつ中学校2年生40名を対象として、「専修コース」も開催しています。年間8回、専門家による講義等を通して、最先端の科学に触れることができます。

対象
中学校2年生
実施
年間8回
会場
都内各地
定員
40人
写真:東京ジュニア科学塾1

「天気予報の楽しみ方・活かし方」
講師 気象予報士 斉田 季実治 氏

写真:東京ジュニア科学塾2

「観察から探る『消化』」
講師 恩賜上野動物園
教育普及係長 鈴木 仁 氏
教育普及係動物解説員 古坂 志乃 氏

参加者の感想など

講義・実習後にも、中学生ならではの疑問にとどまらず専門的な質問まで、とても活発に学習する姿が見られました。各回後のアンケートには、「私も興味のあることを解明する科学者になりたい。」など、科学に対して関心を広げ、将来の職業としても大きな夢や希望を抱くコメントがたくさんみられました。

問合せ先

指導部義務教育指導課

電話03(5320)6841 ファクシミリ03(5388)1733

インフルエンザを予防しましょう

親子でしっかり予防 ~2大ポイントは「手洗い」「咳エチケット」~

インフルエンザは例年12月から3月にかけて流行します。

インフルエンザにかからない、感染を広げないための対策を心がけましょう。

ポイントは「手洗い」と「咳エチケット」です。

「手洗い」のポイント!

  • ● 外から帰ってきた時や調理・食事の際はしっかりと手洗いしましょう
  • ● 石鹸をよく泡立てて、手のすみずみまで洗いましょう
  • ● 指先、指の間、親指周り、手首、手のしわは、汚れが残りやすいので要注意
イラスト2

▲汚れが残りやすいのはこんなところ!

「咳エチケット」とは?

  • ● せき・くしゃみの症状がある時は、マスクをしましょう
  • ● せき・くしゃみをする時は、口と鼻をティッシュなどでおおいましょう
  • ● せき・くしゃみをする時は、周りの人から顔をそらしましょう
イラスト3

詳しくは福祉保健局ホームページをご覧ください。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/kansen/influ.html外部サイト別窓

QRコード3

問合せ先

教育庁地域教育支援部義務教育課

電話 03(5320)6878 ファクシミリ 03(5388)1734

発達障害教育シンポジウム

~発達障害の早期の気付きとそれぞれのライフステージにおける支援~を開催します!

  • ● 発達障害の早期の気付きと、それぞれのライフステージにおける継続した支援をテーマとした、発達障害に関するシンポジウムを開催します。
  • ● 当日は、発達障害のある子供を育てた経験のある保護者の方による経験談や各発達段階の支援者によるパネルディスカッションを予定しています。
  • ● 全ての都民の方に分かりやすい内容となっています。また、当日は託児サービスがありますので、小さなお子さん(生後6か月から6歳(未就学児))がいる方も、安心してお越しください。申込みや託児サービスの詳細はホームページをご覧ください。
  1. 平成31年1月26日(土曜日)13時~16時
    なかのZERO小ホール
  2. 平成31年2月10日(日曜日)13時~16時
    たましんRISURUホール(立川市市民会館)
対象
幼児・児童・生徒の保護者をはじめとする都民の方
定員
各回500人
●申込方法
電話・ファクシミリ・メール・ハガキのいずれかで運営事務局までお申込みください。
●申込先
発達障害教育シンポジウム事務局(株式会社ディーワークス内)
〒111-0052 東京都台東区柳橋1-5-8 DKK柳橋ビル3F
●電話:
03(5835)0388
●ファクシミリ:
03(5835)0296
●Eメール
kyoiku@d-wks.net
QRコード4

問合せ先

都立学校教育部特別支援教育課

電話 03(5320)7838

詳しくはホームページをご覧ください。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/press_release/2018/release20181101.html(コンテンツは公開終了しました)

「うちの子に限って…」は危険です!
今こそストップ!薬物乱用

イラスト4

小学生・中学生による大麻などの使用は、実際に起きています。大人が正しい知識を持ち、子供たちに薬物乱用の危険性や恐ろしさを、繰り返し伝えることが大切です。

 

問合せ先

福祉保健局健康安全部薬務課(麻薬対策担当)

電話 03(5320)4505

ファクシミリ 03(5388)1434

東京都受動喫煙防止条例の一部を施行しました
~保護者の皆様のご協力をお願いいたします~

画像:シンボルマーク

東京都は、受動喫煙による都民の健康への悪影響を未然に防止するため、東京都受動喫煙防止条例を制定しました。

特に、受動喫煙を自らの意思で避けることが難しく、健康影響を受けやすい児童・生徒の皆さんを保護するため、条例では保護者の方の責務を定めています。

この度、条例の一部を施行しましたのでお知らせいたします。

●一部施行日:
平成31年1月1日 ※全面施行は平成32年4月1日です。
●施行の内容:
受動喫煙による健康への悪影響を未然に防止するための都、都民、保護者に係る責務、喫煙をする際の配慮義務等
●保護者の責務とは:
受動喫煙による子供の健康への悪影響を未然に防止するよう努めること

問合せ先

福祉保健局保健政策部健康推進課

電話 03(5320)4361 ファクシミリ 03(5388)1427

子供と家庭を支援する電話相談窓口

相談窓口 児童相談所全国共通ダイヤル 4152電話相談 子供の権利擁護専門相談事業
(東京子供ネット電話相談)
電話番号 189いちはやく 03-3366-4152よいこに
聴覚言語障害者用FAX
03-3366-6036
0120-874-374はなしてみなよ
時間 24時間
365日
月~金9~21時
土日祝9~17時
※年末年始除く
月~金9~21時
土日祝9~17時
※年末年始除く
相談対象 保護者、児童本人、近隣住民等 保護者、児童本人 保護者、児童本人
相談の特色 虐待通告を含め児童相談一般に対応 育児に関するあらゆる相談に対応 虐待やいじめなど、子供の権利侵害に係る相談に対応

上記のほか、都内にある11か所の児童相談所に直接相談できます。

QRコード6

詳細は、福祉保健局ホームページ外部サイト別窓をご覧ください。

みんなで声援を送ろう! 平成31年2月3日(日曜日)
第10回中学生「東京駅伝」大会を開催します

区市町村内の中学校から、それぞれ選抜された2年生がチームを編成。区市町村対抗駅伝競走を行います。学校や部活動の垣根を越えて、高い目標に向けて全力を尽くします。

写真:中学駅伝
開会式 午前9時30分
女子の部 午前10時スタート
男子の部 午後1時スタート
閉会式 午後4時
会場 アミノバイタルフィールド(味の素スタジアム内)・都立武蔵野の森公園特設周回コース

※ 開閉会式は武蔵野の森スポーツプラザメインアリーナで実施

QRコード7

問合せ先

指導部指導企画課

電話 03(5320)6887 ファクシミリ 03(5388)1733

話してみよう あなたの心配

幼児から高校生相当年齢の方を対象に、ご本人や保護者のどちらの方からもご相談を受けています。

イラスト6

電話相談

教育相談一般・東京都いじめ相談ホットライン

いじめ、友人関係、家族関係、不登校、子育ての悩みや不安、発達障害等

0120(53)8288

フリーダイヤル24時間受付

来所相談は、平日 9時~18時 毎月 第3土曜日9時~17時

事前に上記の電話番号でお申し込みください。

画像:アプリアイコン
QRコード8

スマートフォン向けアプリ「こころ空模様チェック」から「東京都いじめ相談ホットライン」に電話をかけることができます(簡単なストレスチェックもできます)。

ダウンロードは、ホームページ「考えよう!いじめ・SNS@Tokyo」外部サイト別窓から

外国人児童・生徒相談

教育相談一般、高校進級・進路・入学相談とともに、英語、中国語、韓国・朝鮮語の通訳を介した相談で対応

毎週金曜日13時~17時(受付は16時まで)

メールによる相談 ※ホームページをご利用ください。

http://www.e-sodan.metro.tokyo.jp外部サイト別窓

電話相談 学校問題解決サポートセンター

サポートセンターでは、都内の公立学校(幼稚園、認定こども園を含む)と保護者や地域住民との間で生じた問題に関し、学校等へ相談しているだけでは解決困難な場合にご相談を受けています。

03(3360)4195

平日9時~17時

教育相談一般・東京都いじめ相談ホットライン以外は、閉庁日・年末年始を除きます。

QRコード9

問合せ先

東京都教育相談センター

新宿区北新宿四丁目6番1号 (東京都子供家庭総合センター4階)

電話 03(3360)4181 ファクシミリ 03(3360)4198

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お問い合わせ

教育庁総務部教育情報課出版担当
電話:03-5320-6733 ファクシミリ:03-5388-1725
メール:S9000004(at)section.metro.tokyo.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。
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