都立農業高等学校が販売したリンゴジャムに混入していた異物と思われるものの検査結果及び今後の対応について

公開日：平成30年（2018）11月15日
最終更新日：平成30年（2018）11月15日

平成30年11月3日（土曜日）及び4日（日曜日）に実施しました都立農業高等学校文化祭において、食品科学科（全日制課程）が販売したリンゴジャムに異物と思われるものが混入していた可能性があることが11月8日（木曜日）に判明しました。このことを受け、11月8日（木曜日）当日に、外部の専門機関に検査を依頼しておりましたが、その結果と今後の対応につきまして、御報告いたします。

検査機関への依頼の前に、学校で実施した確認結果（生のリンゴの心皮、生のリンゴの心皮に砂糖をかけ電子レンジで調理したもの（生産工程を模した状態のもの）、現物の異物と思われるものを複数の教員が顕微鏡により確認した結果、心皮である可能性が高いと推察）、及び、本検査結果を受け、異物と思われるものが植物片であることが確認でき、かつ原材料由来のもの（リンゴの種周辺の組織）であると推察されることから、「リンゴジャム」は安全であると考えております。

ただし、検査結果は「リンゴの種周辺の組織（子房を包む心皮と呼ばれる部分）の可能性が高い」ということであり、異物と思われるものの全てを解明できたとまでは言えないことから、お買い上げいただきました皆様の中で御希望される方には、当該リンゴジャムの返品・返金を学校にて対応することとしました。

 また、東京都教育委員会は、今後、こうした御心配をお掛けすることのないよう、生産工程の見直しや、植物片の混入の可能性に関する適切な表示を行うなどの改善に向け、引き続き、学校への安全衛生管理の指導などに取り組んでまいります。

 御理解、御支援いただきますよう、お願い申し上げます。