東京都公立小学校教員の失職について

公開日：平成30年（2018）11月30日

教育庁

東京都教育委員会では、教育職員免許状の失効等については十分注意するよう、教員や学校管理職に対し、注意喚起を行うとともに、任用に係る事務処理の改善やチェック体制の強化に取り組んでまいりましたが、標記の件について、以下のように任用の取消しをしましたので、お知らせします。

1　失職者に関する事項

• (1)　校種　小学校（多摩地域）
• (2)　職名　教諭
• (3)　年齢　36歳
• (4)　性別　男

2　事故の概要

教員免許状の有効期間が過ぎ、所持する教育職員免許状（以下「免許状」という。）が既に失効していることが判明したので、平成30年11月30日付けで、同年3月31日に遡って失職とした。

3　事故発覚までの経緯

• (1)　平成29年11月、人事部選考課免許担当が平成29年度に実施した所有免許状調査において期限が「平成30年3月31日」であることが分かった。同年12月初旬にかけ、このことを文書により校長を通じ本人へ周知した。

• (2)　「平成30年1月31日」までに申請書類を提出すれば期限の延期ができたところを、本人はその申請を行わなかった。

• (3)　平成30年11月、同免許担当が免許状の期限確認のための文書の発出に向けてデータの整備・確認をしていたところ、期限を超過している者（上記失職者）が発見された。

4　失職者の勤務状況

失職者は、平成30年4月1日（日曜日）から同年11月27日（火曜日）までの間、当該校に勤務し授業を行った。

5　失職者への対応

平成30年11月30日（金曜日）に当該教諭に対して、「失職の通知」を行った。

6　今後の対応

今後教員個別の期限を記載した確認票にて、全教員に免許状の期限の確認を徹底し、確実な手続の実施に向け注意喚起を行うことで、教育職員における免許更新手続期限の意識を高める。