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国際ロータリーと連携したインターンシップ事業

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最終更新日:平成22年(2010)3月31日

事業の概要

東京都教育委員会は、キャリア教育を効果的に推進するため、平成18年度に国際ロータリー第2580地区及び第2750地区と基本協定を締結し、平成19年度より相互に連携してインターンシップ事業を実施しています。

以後、年度当初にインターンシップ事業に関する基本協定を締結し、教育委員会、国際ロータリー、実施希望校とでインターンシップ事業連絡会を実施し、事業内容の改善・充実に向けた連携を深めてまいりました。

以下にこれまでの取組内容を示します。

目的

国際ロータリーとの連携によるインターンシップ事業を通して、生徒に望ましい勤労観、職業観を身に付けさせるとともに、主体的に進路を選択決定する能力、態度をはぐくむキャリア教育を支援する。

連携の経緯

国際ロータリーとは

ロータリーとは人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的基準を守ることを奨励している団体(クラブ)であり、世界中にあるクラブの連合体を国際ロータリーと称します。

平成18年度国際ロータリー第2580地区及び第2750地区と東京都教育委員会とのインターンシップ事業に関する基本協定を締結

平成19年度国際ロータリーとの連携によるインターンシップ事業を開始

以後、毎年インターンシップ事業に関する基本協定を締結し、平成22年度で実施4年目となる。

インターンシップとは

インターンシップとは、産業の現場などで、生徒が在学中に自分の学習内容や進路などに関連した就業体験をすることです。

主な体験内容

  • ホテルにおけるベットメーキング
  • 病院における受付業務
  • 運送会社における通信機器の梱包
  • 自動車販売会社における自動車整備の補助
  • レストランにおける接客業務
  • 印刷会社におけるデザイン製作
  • 保育所における保育士の補助
  • 販売店における請求書・伝票の作成
  • 小売店における商品の陳列やレジ作業
  • 福祉施設における介護の補助
  • クリーニング工場における染み抜き作業
  • 消防署における訓練体験

国際ロータリー第2580地区との連携について

国際ロータリー第2580地区

千代田区、新宿区、中野区、練馬区、荒川区、台東区、北区、文京区、豊島区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区、墨田区、江東区、武蔵野市、西東京市、東久留米市、清瀬市、小平市、東村山市、東大和市、武蔵村山市、福生市、あきる野市、青梅市の各区市に所在する企業の代表によって組織

実施状況

年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
学校数・生徒数 5校 102人 13校 425人 9校 350人

連携校一覧

年度 連携校
平成19年度
(東部地区)
都立淵江高校(全)、都立墨田工業高校(全)
(中部地区)
都立練馬工業高校(全)
(西部地区)
都立小金井工業高校(全)、都立東村山西高校(全)
平成20年度
(東部地区)
都立淵江高校(全)、都立墨田工業高校(全)、都立第三商業高校(全)、
都立小石川中等教育学校、都立工芸高校(全)
(中部地区)
都立練馬工業高校(全)、都立稔ヶ丘高校(定)、都立飛鳥高校(全)、
都立中野工業高校(全)、都立赤羽商業高校(全)
(西部地区)
都立青梅総合高校(全)、都立武蔵村山高校(全)、都立五日市高校(定)
平成21年度
(東部地区)
都立淵江高校(全)、都立工芸高校(全)、都立小石川中等教育学校
(中部地区)
都立練馬工業高校(全)、都立飛鳥高校(全)、都立稔ヶ丘高校(定)
(西部地区)
都立赤羽商業高校(全)、都立武蔵村山高校(全)、都立多摩工業高校(全)

 

国際ロータリー第2750地区との連携について

国際ロータリー第2750地区

中央区、港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、杉並区、八王子市、立川市、三鷹市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、日野市、国分寺市、国立市、狛江市、多摩市、稲城市の各区市に所在する企業の代表によって組織

実施状況

年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
学校数・生徒数 6校 818人 6校 324人 5校 528人

連携校一覧☆

年度 連携校
平成19年度
(東部地区)
都立赤坂高校(全)
(中部地区)
都立杉並総合高校(全)、都立杉並工業高校(全)
(西部地区)
都立八王子北高校(全)、都立第五商業高校(全)、都立小金井工業高校(全)
平成20年度
(中部地区)
都立杉並総合高校(全)、都立杉並工業高校(全)、都立深沢高校(全)
(西部地区)
都立八王子北高校(全)、都立第五商業高校(全)、都立小金井工業高校(全)
平成21年度
(中部地区)
都立杉並総合高校(全)、都立杉並工業高校(全)、都立深沢高校(全)
(西部地区)
都立八王子北高校(全)、都立第五商業高校(全)

 

都立A高校の取組

<年間スケジュール>

2月 インターンシップ事業申込み

5月 国際ロータリーとの打合せ

7月 受入ロータリークラブとの打合せ

9月 生徒への希望調査

10月 保護者同意書・誓約書

11月 受入事業所との情報交換会

受入事業所への事前訪問

12月 インターンシップ実施(3日間)

(教員による受入事業所訪問)

学校で活用しているワークシート

5W1Hを確認する

【メモを取るポイント】
  1. 何(what)をやるのか
  2. いつ(when)やるのか
  3. どこで(where)やるのか
  4. 誰が(who)やるのか
  5. なぜ(why)やるのか
  6. どのように(how)やるのか

メモ【               】について

メモを取るポイント
5W1H
何? 例:講師の先生が来校しマナー研修を行う。
いつ? 例:11/13と11/27
どこで? 例:11/13 各クラス・11/27は後日発表
だれが? 例:1年生全員
なぜ? 例:社会人のルールを学び、受入先に迷惑を掛けないようにするため。
どのように? 例:講師の話を聴いたり、実際に体験する。
その他 例:他人(友達・講師・先生)に迷惑を掛けない。
例:一生懸命マナーを勉強する。

1年  組  番 名前             A B C

活動の様子

活動の様子電気会社での体験
活動の様子カーディーラーでの体験
活動の様子ホテルでの体験
活動の様子商店での体験
活動の様子飲食店での体験
活動の様子神社での体験
活動の様子ホテルでの体験
活動の様子スーパーマーケットでの体験
活動の様子ゴルフ練習場での体験

生徒の感想

  • みんなで協力して仕事をしている姿に感銘を受けた。
  • 社会人としての身だしなみやあいさつの必要性を感じた。
  • この経験を将来に生かしたいと思った。
  • 私も将来輝いているプロになりたい。何か一つのことを極められるようになりたい。
  • 自分の夢とは全く違う仕事だったが、体験してみると「いいな」と思った。
  • 働くことは大変。でも、やり終えた時に充実感がある。
  • アルバイトと違って、責任の重さが全く違うことが分かった。社会人は大変だと思った。
  • 給料だけでなく、本当にやりたいと思う職業に就くことが大切だと思った。
  • 社会人として基本的な生活習慣の習得が必要であることが理解できた。
  • 働くことは大変。自分の将来をしっかり考えたい。

受入事業所の感想

  • 事前にしっかりと実習準備ができていると感じた。
  • 学んだことを今後の人生に生かしてほしい。
  • 与えられた仕事はしっかりとこなすが、もう少し元気があるとよい。
  • 常に笑顔で明るく楽しそうに仕事をしていたので、お客様からも評判がとても良かった。
  • 生徒さんについては、職員の評判が非常に高く「こんな生徒もいるんだ」と感心していました。
  • あいさつもしっかりしており、緊張しながらも一生懸命に取り組んでいた。

インターンシップの成果

  • インターンシップを通してこれからの進路選択や進路活動に役立てることができた。
  • 基本的なあいさつができるようになり、以後の就職活動に役立った。
  • 学校単位では受け入れてもらえないような事業所でもインターンシップを実施できた。
  • 働く意味について理解が深まるとともに社会の厳しさについて学ぶことができた。
  • 国際ロータリーと連携することで、生徒の受入先の職種、業種の多様化と充実が図られた。
  • 自己の将来について真剣に考える姿勢が現れた。
  • 地域の企業と連携を図ることができた。
  • 事業所との関係を築けた。

 

お問い合わせ

教育庁指導部高等学校教育指導課
電話:03-5320-6845 ファクシミリ:03-5388-1733
メール:S9000023(at)section.metro.tokyo.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。
お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。

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