公開日:令和元年(2019)11月11日
最終更新日:令和元年(2019)11月11日
※プログラムの運営上、初期のスケジュールを一部変更いたしました。
●日時:2019年8月8日(木曜日)9時30分~15時00分
●参加人数:25名
今回は、「課題整理/インタビュー準備をする」というテーマで、外国人が日本を観光する中で生じる課題を洗い出し、各グループが外国人にインタビューしたいテーマを決めました。そして、次回に向けて質問項目や質問の仕方などを準備する時間を持ちました。
今回は前回同様、チームでの議論が中心となるため、まず最初にファシリテーターから議論のポイントの説明がありました。思考のプロセスは「拡散」と「収束」、そしてその「タイミング」が大事であることが伝えられ、まずは質を問わずに出していくこと(拡散)、その後良い所・悪い所を出していきながら絞っていくこと(収束)がポイントであることが伝えられました。
最初の活動は「インタビュー仮説を決める」というものであり、手始めに各自がやってきた課題「ユーザーの観光体験マップ」をグループ内で共有しました。これは観光というプロセス(旅行前、旅行中、旅行後)の中でユーザー(訪日外国人)がとる行動や使うサービスなどをマッピングしたものです。各自がその中で気になるテーマ(土産物、荷づくり)を選び、グループ内でそれぞれのテーマを深掘りしながら最終的により興味の強い三つのテーマを選定しました。さらに、5グループそれぞれが三つのテーマを持ち寄り、その中でインタビューしたいテーマを一つ決定していきました。
次にインタビューを設計していく活動を行いました。そのためには、まず決定したテーマで自分たちは何が聞きたいのか、何が聞き出せるのかというインタビューで検証したい仮説をより明確にする必要がありました。ファシリテーターからは、「どのような質問にしたら話が広がるか。相手が話したいと思える質問はどのようなものか」といった投げ掛けがありました。例えば、あるグループでは「旅先で着る服はどう扱っているか」という質問を中心に設計していきました。
その後、その仮説の検証のために確認したいこと(例:着た服をどう持ち帰るか?など)を5W1Hを参考に書き出していきました。そして5W1Hの問いから更に具体的な質問を考え、どのグループも意見を出し合いながら試行錯誤して質問文をつくっていきました。最終的に、その質問文を英語に訳していき、どの順番で聞いていくか質問の順序を決める作業を行っていきました。
その後、インタビューの練習として2パターンのインタビュー活動を行いました。1回目は、参加者がペアになり「夏休みの宿題体験」に関しての日本語インタビュー、2回目は外国人になりきった別のグループのメンターに対して設計したインタビューに関する日本語・英語混合インタビューを行いました。1回目は、共通項を見つけやすいために盛り上がっているペアが多く見受けられ、2回目は予想外の回答がくるために言葉がスムーズに出てこなくなってしまうことも見受けられました。しかし、総じてこの練習により、インタビューの感覚をつかんでいくことができました。
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