公開日:令和元年(2019)9月13日
最終更新日:令和元年(2019)9月13日
※プログラムの運営上、初期のスケジュールを一部変更いたしました。
●日時:2019年8月7日(水曜日)9時30分~15時00分
●参加人数:21名
今回は、「インタビュー/リサーチする」というテーマで、インバウンドビジネスプランを具体的に考えていくための外国人インタビューを実施しました。
最初に、各自がやってきた課題「ユーザーの観光体験マップ」をグループ内で共有しました。これは観光というプロセス(旅行前、旅行中、旅行後)の中でユーザー(訪日外国人)がとる行動や使うサービスなどをマッピングしたものです。各自がその中で気になるテーマ(土産物、荷づくりなど)を選び、グループ内でそれぞれのテーマを深掘りしながら最終的により興味の強い三つのテーマを選定しました。さらに、4グループそれぞれが三つのテーマを持ち寄り、その中でインタビューしたいテーマを決定していきました。
次にインタビューを設計していく活動を行いました。インタビューで検証したい仮説(例:荷物が重くて旅のストレスになっている)を決定し、仮説の検証のために確認したいこと(例:何がどのくらい重いのか?どのように対応している?)を5W1Hを参考に書き出していきました。途中、ファシリテーターが適宜入り「旅の困りごとの相談というのは、どんな相談をしたいのだろう」などといった話合いの方向を示す投げ掛けがあり、参加者は何を聞きたいのかを明確にしていきました。
その後、5W1Hの問いから更に具体的な質問を考えていく作業(何がどのくらい重いのか?→旅によって荷物は変わるか?)、そしてその質問文を英語に訳し、どの順番で聞いていくか質問の順序を決める作業を行っていきました。苦戦しながらも、これまで学んだ英語を活かしたり、スマートフォンの翻訳機能を使って一生懸命翻訳している姿が印象的でした。また、インタビュー前に場を和ませようとネタを仕込ませているグループもみられました。
お昼休憩後、外国人7名(国籍:アイルランド、中国、イスラエル、スペイン、アメリカ、ベトナム)を迎えてインタビューを実施しました。事前に氷山モデルの説明がありました。氷山モデルとは、物事の表出しているものは表出していないものの一角であるということを喩えで示したものです。ファシリテーターからは、「これまで知っていたり見えたりしていた部分はたったの5%であり、見えていなかった95%部分を発見するつもりで質問をしていこう」ということが伝えられました。インタビューは約1時間、外国人と参加者のグループがそれぞれ二つのグループに分かれる形で行われました。
インタビューでは、外国人に質問するのに緊張しながらも、用意した質問をしっかりと投げ掛けており、質問への返答に対しては、メモを必死でとっている姿が目立ちました。中には参加者も驚くような回答があり、そのような回答には素直に驚きの反応を示し、和やかなインタビューの場となりました。
インタビューを通して各自が聞き取ったことや発見したことを付箋に書き出し、模造紙に張り付けながらグルーピングをしていく時間を持ちました。そのことにより、解決すべきニーズ・課題が浮かびあがってくるグループも多くありました。最後に各グループが何を聞き、どのような答えを得られたか、模造紙のアウトプットをもとに全体へプレゼンテーションする機会を持ちました。
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