公開日:令和元年(2019)11月26日
最終更新日:令和元年(2019)11月26日
●日時:2019年8月20日(火曜日)9時30分~15時00分
●参加人数:25名
今回は「インタビュー/リサーチする」というテーマで、インバウンドビジネスプランを具体的に考えていくための外国人インタビューを実施しました。
直前に迫る外国人インタビューに向け、前回準備したテーマやインタビューの質問内容を振り返りながら最終準備をしていきました。各グループでは、英語表現の確認や、アイスブレイク担当、質問の順番決めなどを行っていました。
途中ファシリテーターから、インタビューに臨む上で重要な考え方の一つとして、氷山モデルについての共有がありました。氷山モデルとは「物事の表出しているものは表出していないものの一角である」ということを喩えで示したものです。その上で、インタビューでは「これまで知っていたり見えたりしていた部分はたったの5%であり、見えていなかった95%部分を発見するつもりで質問をしていこう」ということが伝えられました。外国人が続々と会場に到着すると、雰囲気も一変し、参加者の緊張感と期待が高まっていきました。
今回は、外国人5名(国籍:ナイジェリア、モンゴル、韓国、スペイン、アイルランド)を迎えてインタビューを実施しました。インタビューは約1時間半、外国人と参加者のグループがそれぞれ二つのグループに分かれる形で行われました。
外国人に質問することに最初は緊張している様子でしたが、一度やり取りが生まれると自分たちの用意した質問をしっかりと投げ掛けていました。本題の質問をする前に、笑いをとることで外国人の気持ちを和ませるグループもあり、各グループで考えた段取りでインタビューが進んでいきました。質問への返答に対しては、メモを必死でとる姿が目立ち、参加者が想像していなかった回答には素直に驚きの反応を示す姿も見られるなど、終始和やかなインタビューの場となりました。
インタビュー内容と結果を整理し、他のグループに共有していきました。まず最初に、グループごとに各自が聞き取ったことや発見したことを付箋に書き出していき、模造紙に貼り付けながらグルーピングをしていく時間をもちました。決定したテーマに対して、プラス・マイナス面を分類したり、各国の土産物事情から情報を洗い出し「お土産の国別代金」という小タイトルをつけているグループもありました。
その後、各グループがプレゼンテーション担当と情報収集担当に分かれる「ワールドカフェ形式」で内容を共有していきました。プレゼンテーション担当は模造紙に書いてあることを手で示しながら、自分の気持ちをのせて堂々と聞き手に伝えていました。情報収集担当は他のグループの内容に興味津々の様子であり、面白いと思ったことや自分たちのグループに関係しそうなことを質問もしながらノートに書き込んでいきました。
今回の一連の活動を通して得た情報や整理する中で生じた考えを踏まえ、各グループで解決すべきニーズ・課題を決定していくための話し合いをしました。それをよりアイデアに昇華させていくために、次回までに各自が「どうやったら〇○(課題)を○〇(解決)できるのか?」という問いを5~10個つくってくる課題が出されました。次回はいよいよビジネスアイデアを具体的に生み出す活動を行っていきます。
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