公開日:令和元年(2019)8月22日
最終更新日:令和元年(2019)8月22日
今回は全6回あるプログラムのうちの第1回目のオリエンテーションであり、1.起業家インタビュー 2.セルフイントロデュース(自己紹介)、3.アイスブレイクワーク(デザイン思考の体感ワーク)を行いました。
今回は株式会社エアークローゼットの天沼氏、ZAZA株式会社air Kitchenの永津氏の2名の起業家の方を迎え、起業までの歩みや現在の会社経営について語っていただきました。起業家の力強い言葉に、ペンを休めることなくノートをとり続けている姿、熱心に耳を傾けて聞いている姿が印象的でした。質問の時間には多くの手が挙がり「起業してみて楽しかったこと、辛かったことは?」「事業構想を考えついた時、最初に誰に話したか?」「資金調達はどのようにするのか?」という具体的な起業にまつわる質問や「海外で得たものとは?」「自分のことは好きか?」など、起業家自身の考えや経験を尋ねる質問がありました。
新しいもの好きで、子供のころからPCに親しみ、インターネットにはずっと興味があったため、それを活用して会社をおこした。仲間と一緒に何かをやり、仲間と一緒に喜ぶのが一番楽しい。経営者の仕事は、仲間が楽しいと思える環境をつくることだと思っている。
なりたい、かっこいい自分がどのような姿なのか、一度肩の力を抜いて考えてみてほしい。なりたい自分を考えて、そこまでにどんな経験が必要なのかを考え、実行してみることが大事。1%成長するということを毎日続けると、1年で37倍成長する。それをやるかどうかを決めるのも、意識して成長の機会を見つけるのも自分次第。
実は、大学に入っても特にやりたいことが無く、早く悠々自適に暮らしたいと思っていた。しかしイギリスに留学したこと、そこでは起業が当たり前の選択肢としてあったことが心境に大きく影響を与えた。本格的に起業を考えたのは、大学内で行われたビジネスコンテストで優勝したことがきっかけであった。就活もしたが、就活を通じて自分の事業について伝えることが多く、さらに事業に対する気持ちが強くなった。仲間と語り合うこと、サービス利用者からのメッセージ、自分の信じていたことが実現することにそれぞれうれしさを感じる。
ここでは参加者同士の自己紹介を行いました。各自が準備してきた事前課題『これからの未来を連想させた作品』の発表に対して、グループの他の参加者がその印象やメッセージを付箋に書く活動を行い、通常の自己紹介に比べ、より多くのコミュニケーションが生まれる時間となりました。
ここでは本プログラムの基本となる考え方(デザイン思考)を体験するために、クロワッサンを活用したワークを行いました。このワークは、1.ユーザーを知り、2.課題を発見し、3.課題を解決するためのアイデアを作る/試す、という道筋について体感的に学ぶものです。まず、2人ペアになりクロワッサンを食べる人、観察する人に分かれて活動しましたが、食べる人は恥ずかしがる様子もなく自分のペースでクロワッサンを頬張り、観察する人は付箋に些細な気づきを素早く書き込んでいきました。
実際に課題解決のためのアイデア出しの前に、発想力を高めるためのビデオを鑑賞しました。それを受け、ファシリテーターの北澤氏からは「新しい革新的なものというのは、常識の外にある」「こんなこと言ったら笑われる、というのは一切なし。みんなが面白いと思ったことを素直に出してみてください」というメッセージが伝えられました。手を動かしながらアイデアが次々と飛び交い、1グループでいくつもの作品が出来上がっていきました。
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