○水泳指導(スタート)時の事故防止について

平成八年六月一七日

八教体健第六五号

各区市町村教育委員会指導室課長

各都立学校長

毎年、水泳指導特にスタート時における事故が発生しています。スタート時の事故は、重大事故につながる事例が多くなっています。

水泳指導にあたっては、十分な配慮をしていただいているところですが、水泳のシーズンを前にして、下記留意事項を参考にし、水泳指導(スタート)時の事故防止について徹底を図るようお願いします。

一 スタート時の事故は、頸椎骨折をはじめとして、重大な事故につながることが多い。指導にあたっては、児童・生徒の技能の習得状況をふまえるとともに、プールの構造上の特徴を十分理解した上で指導する。

二 スタートの指導にあたっては、文部省学校体育実技指導資料 第四集 水泳指導の手引等を参考に、特に段階的な指導をこころがける。

三 スタート時の事故は、水泳の心得やプール使用上のきまり等が守られない場合に発生する事例が多い。学年の発達段階に応じた、具体的な水泳の心得やプール使用上のきまり等を明らかにして指導にあたる。

四 スタート時の危険性については、児童・生徒にも十分理解を促し、自ら危険を回避する能力を高める。

五 児童・生徒が、学校プール以外の水泳場においても事故防止に努められるよう指導を徹底する。

水泳指導(スタート)時の事故防止について

平成8年6月17日 教体健第65号

(平成8年6月17日施行)

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平成8年6月17日 教体健第65号