都教育委員会は、既に平成27年2月26日付26教指企第1293号の通知により、各都立学校長に対して、児童・生徒が犯罪の被害に遭ったり、犯罪行為を行ったりすることのないよう、各学校における緊急対策の確実な実施についてお願いし、徹底を図ってきたところです。

子供の間で行われるいじめや暴力は、その行為が大人には見えにくい実態や、被害を受けている子供ばかりでなく、状況を把握している周囲の子供も、大人にはなかなか伝えようとしない実態があります。都教育委員会は、先の通知に示した取組をより実効性あるものにするため、健全育成に関する有識者会議の検討を通して、学校と家庭、地域、警察、福祉等の関係機関が一体となって、児童・生徒を犯罪の被害から守り通すための具体的な対策を早急に講じていく予定です。

つきましては、各学校において、児童・生徒が犯罪の被害に遭うことのないよう、日頃から教職員が組織的に対応する体制を確立するとともに、児童・生徒が連続して欠席し、連絡が取れない場合や、犯罪の被害に遭うことなどが予見される場合には、「児童・生徒の健全育成に関する警察と学校との相互連絡制度の協定書」に基づき、直ちに所轄の警察署に連絡して、当該児童・生徒の安全を確保するなど、確実な対策を講じるようお願いします。

なお、年度当初に当たって、別紙「学校における緊急点検項目」により、点検を行うようお願いします。

連続して欠席し連絡が取れない児童・生徒や学校外の集団との関わりの中で被害に遭うおそれがある児童・生徒の安全の確保に向けた取組について

平成27年4月10日

27教指企第80号

区市町教育委員会教育長

このことについて、別添写しのとおり、平成27年3月31日付26文科初第1479号により、文部科学省初等中等教育局長から通知がありました。

都教育委員会は、既に平成27年2月26日付26教指企第1293号の通知により、各区市町村教育委員会に対して、児童・生徒が犯罪の被害に遭ったり、犯罪行為を行ったりすることのないよう、各学校における緊急対策の確実な実施についてお願いし、徹底を図ってきたところです。

子供の間で行われるいじめや暴力は、その行為が大人には見えにくい実態や、被害を受けている子供ばかりでなく、状況を把握している周囲の子供も、大人にはなかなか伝えようとしない実態があります。都教育委員会は、先の通知に示した取組をより実効性あるものにするため、健全育成に関する有識者会議の検討を通して、学校と家庭、地域、警察、福祉等の関係機関が一体となって、児童・生徒を犯罪の被害から守り通すための具体的な対策を早急に講じていく予定です。

つきましては、各学校において、児童・生徒が犯罪の被害に遭うことのないよう、日頃から教職員が組織的に対応する体制を確立するとともに、児童・生徒が連続して欠席し、連絡が取れない場合や、犯罪の被害に遭うことなどが予見される場合には、「児童・生徒の健全育成に関する警察と学校との相互連絡制度の協定書」に基づき、直ちに所轄の警察署に連絡して、当該児童・生徒の安全を確保するなど、確実な対策を講じることができるよう、適切な対応をお願いします。

なお、年度当初に当たって、別紙1「区市町村教育委員会における緊急点検項目」により、各区市町村教育委員会において緊急点検を行うとともに、別紙2「学校における緊急点検項目」により、貴管下各学校において緊急点検が行われるよう、御配慮をお願いします。