○児童・生徒の自殺防止に係る取組の徹底について
平成29年3月14日
28教指企第1500号
区市町村教育委員会指導事務主管課長
このことについて、平成29年2月28日付28文科初第1546号文部科学省初等中等教育局長通知については、平成29年3月7日付28教指企第1495号により既に送付したところです。
春季休業日明けの4月上旬にも、18歳以下の自殺が増加する傾向を踏まえ、改めて貴管下の各学校において、下記のとおり、学校組織全体で児童・生徒の自殺防止の取組が確実に行われるよう、指導・助言をお願いします。
記
1 自殺防止に係る指導について
(1) 全ての児童・生徒に対する指導
春季休業日前後の終業式や入学式、始学式後の学級指導等において、全児童・生徒に対して、悩みや不安がある場合は、教職員等に相談するよう伝えるとともに学校外の相談窓口について周知する。
【児童・生徒に伝える言葉の例】
「悩んでいることや心配なことがあったら、どんな小さなことでも、学校の先生やスクールカウンセラーなど、誰にでもよいので相談してください。学校は、必ず皆さんの力になります。」など
(2) 気になる様子が見られる児童・生徒に対する支援
春季休業日明けの教職員による一人一人の児童・生徒への丁寧な観察を通して、少しでも気になる様子が感じられる児童・生徒について、管理職をはじめ教職員間で情報を共有するとともに、家庭を訪問するなど保護者等と連携して、当該児童・生徒の状況を確認する。
その上で、児童・生徒のプライバシーに十分配慮し、関わりの深い教員等が、当該児童・生徒に声を掛け、悩みや不安の解消に向けて支援していくことを伝える。
【児童・生徒に伝える言葉の例】
(誰も見聞きしていない場面で)「元気ないように感じるけれど、悩みや不安があれば必ずあなたを支えるので、安心して相談してください。」など
2 相談窓口の周知について
児童・生徒や保護者に対して、以下のとおり学校外の相談窓口を周知する。
(1) 配布物
「いじめなど、困ったときの相談は...」(区市町村立学校用)
(2) 配布対象
貴管下小・中学校、義務教育学校、中等教育学校、特別支援学校の全児童・生徒
(3) 配布時期
平成29年3月に児童・生徒が最後に登校する日
(4) その他
ア 各学校で増刷し、全ての児童・生徒に配布していただきますよう、御協力をお願いします。
イ 別添資料右上の「○○○○区市町村○○○○相談所」の欄には、各区市町村の相談機関の名称及び連絡窓口の電話番号等を記載の上、各学校に送付していただきますようお願いします。