公開日:平成22年(2010)9月30日
最終更新日:平成22年(2010)9月30日
平成21年東京都児童・生徒の体力テスト調査結果(平均値)から
体力向上のキーワードは、1日あたり
今から30年前の小学生は、1日の歩数が平均2万7千歩になるほど活動していましたが、現在ではほぼ半減し、約1万3千歩程度と言われています。
日々の生活の中で家族みんなで意識して体を動かし、「1日1万5千歩・1週間で10万歩」以上を目指しましょう。
(文部科学省委託「おやこでタッチ!」2009(財)日本レクリエーション協会)
昭和54年 1日平均 約2万7千歩
平成19年 1日平均 約1万3千歩 (+2千歩!)
大人の目標は1日1万歩。休日はいっしょに遊びに行こうね!
毎日の登下校、学校での遊び・体育の時間、部活動、地域のスポーツ活動等の時間を合算して、1日60分・1週間で420分の運動・スポーツをすることを目指しましょう。
明日の東京の担い手である子供たちのために・・・ 東京都教育委員会では様々な取組を展開します
でも「体力づくり」って難しそう。毎日運動しないといけないの?
難しいことではありません!私たちの日常生活の中には、運動以外にも、体を動かすチャンスがたくさんあります。
また、毎日必ず同じだけ運動しようとせず、1週間程度を目安に必要な活動量(1週間で10万歩・420分)が確保できるように、週末・休日を活用して皆さんで体を動かしましょう。どんなことができるのか、ご紹介します。
ご家族皆さんで体を動かしましょう!大人の目安は週23エクササイズです。
「エクササイズ」とは?
身体活動の「量」を表す単位で、身体活動の強さに実施時間をかけたもので表します。
より強い身体活動ほど、短時間で1エクササイズになります。
なお、以下の活動量は、大人の目安になります。
階段のぼりは学校・自宅・通勤途中、いつでも誰でも簡単にできる活動です。
元気にきびきび登りましょう。
自転車・徒歩での外出は、体を動かすだけではなく、CO2の削減にも効果的です。
休日は皆さんで外に出てみませんか。
掃除機をかけたり、風呂掃除をするのも、毎日のトレーニングになります。
積極的に家のお手伝いをしましょう。
子供たちの体力づくりには、時間・空間・仲間が必要です。
いちばん身近な仲間は家族です。大人の運動不足の解消と子供たちの体力づくりのために、子供たちだけではなく皆さんで体を動かす休日はいかがですか?
東京都教育委員会では、文部科学省が平成20・21年度に実施している「全国体力、運動能力、運動習慣等調査」及び平成19年度から実施している「全国学力・学習状況調査」で体力・学力ともに高い水準にある県について、学校の視察等の調査を行いました。
その結果、これらの県の子供たちは、早寝・早起きをする・朝ごはんを毎日食べる、学校生活での清掃活動や集団行動の規律を守るなどの日常生活の基本づくりがきちんと行われているということがわかりました。
子供たちの体力づくりは、単に子供たちが運動・スポーツを行えばできるものではなく、家庭・学校・地域で基本的な生活習慣や日常的に体を動かす環境づくりをしていくことが大切です。
平成21年度から、子供たちの体力向上に向けた施策を検討・推進する「子供の体力向上推進本部」を設置しています。
平成22年7月には「総合的な子供の基礎体力向上方策(第1次推進計画)」を策定・発表しました。
東京都教育委員会ホームページに掲載しています。
都内中学生の健康増進や体力向上、競技力の向上を目的として、平成22年3月21日に第1回中学生「東京駅伝」大会を開催しました。東京都の子供たちの体力向上につなげていくため、今年度も開催します。
スポーツ教育推進校で実践してきた、子供たちの体力向上に向けた特色ある取組「一校一取組」運動をすべての公立小・中学校で、各担任が工夫を凝らした「一学級一実践」運動をすべての小学校で実施していきます。
11月に、東京都独自の「東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査」を実施します。また、参加した児童・生徒には「体力テスト総合評価」の認証書を発行して、子供たちの体力・運動能力向上のきっかけづくりを行います。
校庭の芝生化を行った小学校からは、子供たちが休み時間に外で遊ぶ・汚れを気にしない活動が見られるといった報告が届きました。今年度は、校庭芝生化が子供たちの体力向上にもたらす効果を研究していきます。
都内中学校の部活動を振興するため、運動部活動の指導者講習会や強化練習会を実施します。また、顧問の異動による部活動の休廃部問題発生を防ぐため、外部指導員の導入に対する補助事業を行います。
平成22年度の「東京都教育の日」は、「運動習慣の確立」をテーマに、事業を展開します。10月及び11月に、さまざまな催しを行います。詳細は東京都教育委員会ホームページをご覧ください。
東京都教職員研修センターでは、「東京都教育の日」の関連事業として、「東京都教育実践発表会」を開催します。みなさまのお越しをお待ちしています。
講師 ロサンゼルスオリンピック体操競技金メダリスト・子供の体力向上推進本部委員
森末慎二氏
JR総武線・都営三田線「水道橋」徒歩2分 東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園」徒歩8分
開催時間等の詳細は、東京都教職員研修センターホームページに掲載しています。
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