公開日:平成24年(2012)9月28日
最終更新日:平成24年(2012)9月28日
平成24年9月1日発行
東京都教育委員会では、子供たちの身体活動量と密接な関連があるとされる「歩数」について、平成23年度に広域的な実態調査を実施しました。「歩数」から読み解く、東京の子供たちの活動量※と生活との関係をご紹介します。
(※以降、本紙では、「身体活動量」を「活動量」と表記しています。)
縦軸:子供の人数 横軸:子供の歩数 青色:男子 緑色:女子
グラフが高くなっているほど「その歩数を歩いた子供が多い」ことを示しています。
1日の平均 11,710歩!
注:この歩数は、平成23年度「東京都児童・生徒の日常生活活動に関する調査」による男子・女子の平日の歩数の平均です。
放課後の過ごし方が、子供たちの活動量に影響しています。
縦軸:子供の人数 横軸:子供の歩数 青色:男子 緑色:女子
グラフが高くなっているほど「その歩数を歩いた子供が多い」ことを示しています。
1日の平均 8,247歩!
注:この歩数は、平成23年度「東京都児童・生徒の日常生活活動に関する調査」による男子・女子の平日の歩数の平均です。
休日の過ごし方が、子供たちの活動量に影響しています。
平日・・・放課後の歩数の差が拡大
休日・・・平日よりさらに活動量の差が拡大
登下校・学校生活以外にも活発に活動している子供と、そうでない子供との差が大きく開いていることがわかります。
子供たちの日々の活動量を増やすには、
の3つの要素が重要です。
子供たちの活動量は、学校での活動以外の時間の過ごし方に左右されます。
友だちと外で遊ぶ・体を動かすクラブ活動に参加する・家の手伝いを積極的にするなど、保護者も意識して子供たちの活動量を増やしていくことが必要です。
現在の子供たち、特に中学生や高校生世代の1日当たりの歩数を成人世代と比較すると、すでにかなり成人に近くなり、活動量が少なくなってきていることがわかります。
小~高校生:平成23年度東京都児童・生徒の日常生活活動に関する調査報告
成人:厚生労働省「平成22年国民健康・栄養調査」報告
子供たちの生活活動や運動習慣を見直して、1日あたり「日常の生活活動のガイドライン15,000歩」&「運動習慣のガイドライン運動・スポーツ60分」の達成を目指しましょう!
子供たちの知力・気力の源となる基礎体力の向上を図り、心身ともにたくましい子供たちを育てていくため、東京都教育委員会では10月の「体力向上努力月間」を中心に様々な取組を展開しています。
スポーツ祭東京2013や平成26年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の開催等を視野に、子供たちがオリンピック・パラリンピック等をはじめとする国際大会やスポーツの意義、役割等を正しく理解してスポーツに親しむ教育活動を行っています。
今年度はロンドンオリンピック・パラリンピックに出場したアスリートなどを「一日校長先生」に招き、子供たちに世界へ挑戦する姿を感じてもらうとともに、2020年の東京でのオリンピック・パラリンピック開催に向けた気運を盛り上げていきます。
校庭芝生化の実績
公立幼稚園・小中学校:280校・39ha(平成23年度末現在)
芝生化した校庭は、夏の暑さや冬の寒さを和らげ、安全性が高くて快適な子供たちの運動、遊び、情操教育等の場になります。
校庭芝生化を実施した学校からは、子供たちがのびのびと活動し、運動能力も向上したという嬉しい報告が寄せられています。(東京都教育委員会「校庭芝生活動事例集2011」)
平成24年度の「東京都教育の日」は、「校庭芝生化の推進」をテーマに、10月から11月にかけて様々な事業を展開します。
11月3日(土曜日)は、新宿区立四谷第六小学校で芝生体感イベントを行います。
東京都教職員研修センターでは、「東京都教育の日」の関連事業として、「東京都教育実践発表会」を開催します。
午前の部 東京の先生になろう! ―東京教師道場の実践発表―
東京教師道場修了者の取組を紹介し、教員を目指す大学生の意欲をさらに高めるとともに、都民の皆さまに努力している教員の姿をご覧いただきます。
午後の部 あって当たり前の芝生
芝生を活用した特色ある教育実践や校庭芝生維持管理の実践について紹介し、子供の心と体に与える芝生化の教育的効果を発信します。
10月1日の東京都教育実践発表会ではこのほかにも、教職員研修センターが実施・支援するリーダー養成の取組の発表や、特別支援学校生徒による喫茶「すいどうばし」など、様々な催しを実施予定です。
皆さまのご来場をお待ちしています。
このページの目次