公開日:平成22年(2010)1月29日
最終更新日:平成22年(2010)1月29日
平成22年(2010年)1月4日発行
平成21年4月21日に実施した「平成21年度 全国学力・学習状況調査」では、次のような問題で、東京の中学生の正答率が低いという結果になりました。
問題 | 正解 | 正答率 | 誤答例 |
---|---|---|---|
国語(言語事項に関する問題) 次の文のカタカナを漢字に直しましょう。 燃料をオギナう。 |
補う | 52.1% (全国平均は53.7%) |
無解答 (無解答の生徒が24.1%) |
数学(数量関係に関する問題) (-32)はどのように計算しますか。 ア (-3)×(-3) イ -(3×3) ウ -(3×2) エ +(3×3) オ +(3×2) |
イ | 74.9% (全国平均は75.7%) |
ア (指数の計算の仕方を理解していない生徒がいました。) |
「平成21年度全国学力・学習状況調査報告書」(東京都教育委員会作成)から
東京の中学3年生は、「全国学力・学習状況調査」の結果がおおむね全国平均と同じくらいですが、上の2問の他にも、正答率が低い問題が数問見られました。文部科学省が実施する「全国学力・学習状況調査」や、東京都が独自に実施している「児童・生徒の学力向上を図るための調査」から、東京の中学生の学習のつまずきの傾向が明らかになっています。
「全国学力・学習状況調査」の結果から、基本的な生活習慣や学習習慣を確立することが学力の定着に関係があることがわかっています。
東京の中学生の生活習慣は改善されつつありますが、全国に比べると今後も改善の取組が必要です。
生活習慣や学習習慣を確立させるため、学校との緊密な連携を図りながらも、家庭での取組を大切にしていきましょう。また、東京都教育委員会は子供たちの確かな学力をはぐくむため、ご家庭と協力しながら様々な取組を進めていきます。
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