立川学園特別支援学校（仮称）の開校予定年度の変更について

公開日：平成31年（2019）1月31日
最終更新日：平成31年（2019）1月31日

東京都教育委員会は、立川学園特別支援学校（仮称）の開校予定年度を次のとおり変更しますので、お知らせします。

1　開校予定年度の変更

「東京都特別支援教育推進計画（第二期）・第一次実施計画」（平成29年2月策定）において、平成33年度（2021年度）としていた立川学園特別支援学校（仮称）の開校予定年度を平成34年度（2022年度）に変更する。

2　変更の理由

立川学園特別支援学校（仮称）の工事契約の入札において、工事の施工条件（児童・生徒がいる校舎での工事実施、工期、工事車両動線、工事作業スペースなど）等により入札辞退者が多かったこと、及び応札した業者の入札金額が予定価格を超過したことにより契約不調となり、契約スケジュールに変更が生じたため。

3　立川学園特別支援学校（仮称）の概要

(1) 設置根拠

特別支援学校に在籍する児童・生徒の障害の重複化や、知的障害特別支援学校の在籍者数増加に適切に対応するため、「東京都特別支援教育推進計画　第三次実施計画」（平成22年11月策定）において、立川ろう学校を聴覚障害教育部門と知的障害教育部門を併置する「立川学園特別支援学校（仮称）」に改編することを計画

(2) 設置場所

東京都立川市栄町一丁目15番7号（現立川ろう学校敷地）

(3) 設置学部

・聴覚障害教育部門　幼稚部、小学部、中学部、高等部普通科・専攻科
　・知的障害教育部門　小学部、中学部

(4) 学校規模

・聴覚障害教育部門　43学級190人程度
　・知的障害教育部門　31学級140人程度

(5) 想定する通学区域

・聴覚障害教育部門　東京都全域
　・知的障害教育部門　武蔵台学園及び近隣の特別支援学校の通学区域の一部

《工事の概要》
　立川ろう学校の寄宿舎・プールを解体し、知的校舎棟を増築するとともに、既存の聴覚校舎棟を改修し、両部門に必要な施設・設備を整備する。

　　　　＜立川ろう学校校舎配置図＞　　　　　　　　　　　＜立川学園（仮称）校舎配置予定図＞

4　今後の取組

(1) 工事契約の再発注

今年度、設計の修正及び追加設計を実施し、工事内容・積算等の精査・見直しを行い、平成31年（2019年）4月に再発注を行う予定（平成31年（2019年）第三回都議会定例会付議予定）

• 《見直しの概要》
  ・新たに建設する知的校舎棟に聴覚障害教育部門の一部を仮移転させ、既存の聴覚校舎棟の改修工事の大部分を平成34年度（2022年度）に集中的に実施
  ・知的校舎棟の工事と平成34年度（2022年度）の聴覚校舎棟改修工事を別発注とし工事契約期間を改善
  ・見直しに当たっては、聴覚障害教育部門の教育活動への影響が最小限となるよう、聴覚校舎棟改修工事の工程及び工事エリアの工夫、動線確保など、適切に対処する。

(2) 過密状況の緩和に向けた対応

立川学園特別支援学校（仮称）の知的障害教育部門の通学区域は、主として武蔵台学園の通学区域を変更して設定する予定である。武蔵台学園では、平成28年度からの増築棟の供用開始により過密解消を図っている。
　一方、武蔵台学園近隣の特別支援学校は過密状況にあり、その通学区域の一部について、立川学園特別支援学校（仮称）開校に伴い武蔵台学園の通学区域に変更することを予定している。
　あわせて平成34年度（2022年度）、知的校舎棟に聴覚障害教育部門の一部を仮移転させた際の残りの普通教室等を活用することにより、知的障害教育部門は小学部第1学年のみを設置し、開校する。

5　開校に向けたスケジュール

年度	変更前	変更後
平成30年度 （2018年度）	・都議会付議（9月） ・工事着工（11月）	・設計の修正及び追加設計 ・工事内容・積算等の精査・見直し
平成31年度 （2019年度）	・工事	・都議会付議（9月） ・工事着工（11月）
平成32年度 （2020年度）	・工事（～平成33年（2021年）1月）	・工事
平成33年度 （2021年度）	・開校（4月）	・工事（～平成34年（2022年）1月）
平成34年度 （2022年度）		・開校（4月） ・聴覚校舎棟改修工事