都立高等学校における個人情報の漏えいについて
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都立杉並高等学校において、個人情報の漏えいが発生しました。
関係者の皆様には、多大な御迷惑をお掛けし、深くお詫びを申し上げます。今後、再発防止を徹底してまいります。
1 事故の概要
令和5年8月27日(日曜日)に同校主幹教諭が実施した進路アンケート調査の結果が、同校3年生の生徒1名のスマートフォンのアプリに通知され、同校生徒15名分の回答内容が閲覧できる状態となった。
(1) 発生日
令和5年8月30日(水曜日) 午後9時頃
(2) 閲覧した個人情報
15名分の進路アンケート調査結果(氏名、志望大学、各大学の受験方法、大学入学共通テスト及び大学
個別テストでの受験予定科目)
2 事故の経緯
(1) 令和5年8月27日(日曜日)午後7時頃、同校主幹教諭が、自己所有のノートパソコンにより、同校3年
生で同一科目を選択している生徒18名をメンバーとするMicrosoft Teams(以下「Teams」という。)内
でMicrosoft Formsを用いたアンケートを送信し、15名が回答を行った。
(2) 同月30日(水曜日)午後7時頃、生徒のうちの1名が、自己所有のスマートフォンにクラウドサービス
であるMicrosoft365から通知があることを認識し、午後9時頃に開封したところ、上記生徒15名分の進路
アンケート調査が一覧になったExcelシートが表示された。
(3) 同日午後9時40分頃、当該生徒から担任教諭に上記の発生状況に関する相談があり、事実が発覚した。
3 事故発生後の対応
令和5年8月30日(水曜日)午後10時頃、担任教諭から連絡を受けた同主幹教諭は、情報拡散を防止するため、同アンケート調査をMicrosoft Formsから削除した。
同年9月1日(金曜日)、都教育委員会は、当該Excelシートへのアクセスログを解析し、Teamsメンバーのうち当該生徒を除く17名については、当該Excelシートにアクセスしていないことを確認した。
現在のところ、当該Excelシートの外部への流出等、二次被害等の報告は受けていない。原因については現在調査中である。
4 生徒及び保護者への説明及び謝罪
(1) 令和5年9月1日(金曜日)、該当18名の生徒・保護者に対し、経緯の説明と謝罪を行った。
(2) 同月3日(日曜日)、全学年保護者に対し、通知文を発出し、経緯の説明と謝罪を行った。
5 再発防止について
今後、個人情報を厳正に管理するとともに、教職員に対して情報セキュリティの教育・指導を徹底していく。また、Teamsの適正な運用について、指導を徹底していく。
全都立学校長に対しても、個人情報の取扱い等について再度周知徹底を図っていく。