都立学校統合型校務支援システムの不具合について
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教育庁
都立学校で令和4年度から導入している統合型校務支援システム(※1)において、欠席及び欠課(※2)が未反映となる事象が発覚しましたので、お知らせします。
1 概要
各都立学校では、生徒の出欠情報を統合型校務支援システムで管理しており、生徒が学校を欠席又は各授業を欠課した場合は、出席から欠席又は欠課に変更登録している。
欠席又は欠課への変更登録は、統合型校務支援システムの画面で欠席又は欠課を選択する方法が基本ではあるが、表計算ソフトをダウンロードし、一括登録することも可能となっている。この表計算ソフトへの入力時において、半角数字2桁で入力すべきところ、全角数字2桁での入力が可能となっていた。
全角数字で一括登録した場合、欠席又は欠課への変更登録が正しく反映されず、出席扱いとなっていた。そのため、都立学校が過去に作成した通知表や指導要録等の出席日数が実際より多い状態となっていたものがある。
2 対象
欠席又は欠課が全角数字2桁で入力された児童・生徒(37校のべ455人)
3 経緯
令和6年6月19日、統合型校務支援システムの受託会社「東日本電信電話株式会社」(以下「受託会社」という。)より「EDUCOMマネージャーC4th for High School」パッケージ標準の不具合である旨の報告を受領
令和6年6月20日、受託会社にデータ一覧及び影響範囲の調査を依頼
令和6年7月1日、受託会社から、全角数字の含まれる欠席及び欠課データの一覧を受領
令和6年7月5日、全角数字を入力した表計算ソフトから一括登録したときに、全角数字が取り込まれないようにするとともに、エラーメッセージが表示されるように統合型校務支援システムのプログラムを修正
令和6年7月11日から23日まで、各都立学校へ訪問し当該事案について説明
4 卒業生への影響
指定校推薦に係る校内選考等への影響はなかった。
進学先・就職先にも影響がないことを確認した。