都立高等学校における個人情報の漏えいについて
- 更新日
教育庁
都立高等学校において、個人情報の漏えいが発生しました。
関係の皆様には、多大な御迷惑をお掛けしましたことを、深くお詫びを申し上げます。
今後、再発防止を徹底してまいります。
1 事故の概要
都立高等学校の教員及び生徒が使用する情報共有ツール(以下、「情報共有ツール」という。)上に、当該校の令和7年度入試選抜受検者合格者・不合格者と、現2年生の個人情報が掲載され、一定の期間、当該校の全教員・生徒が閲覧できる状態となっていた。
(1) 確認日時
令和7年10月10日(金曜日) 午後8時45分頃
(2) 閲覧できる状態となった個人情報
ア 令和7年度入学者選抜受検者291名の氏名、性別、生年月日、出身中学校、受検成績などが含まれた電子データ
イ 令和6年度入学生321名の氏名、性別、生年月日、住所、保護者氏名、電話番号などが含まれた電子データ
2 事故の経緯
(1)令和7年10月10日(金曜日)午後8時45分、当該校に所属する生徒が、情報共有ツール上で、1学年生徒全員の個人情報が閲覧できる状態にあることを発見し、同校教諭に報告し、事実が発覚した。
(2)午後8時52分、連絡を受けた教諭は、同校の主幹教諭に本内容を報告し、同主幹教諭が情報共有ツール上に個人情報が校内の全教員・生徒が閲覧できる状態にあることを確認し、同主幹教諭は当該データを全て削除した。
(3)なお、本データは当該校内の教員・生徒のみが閲覧可能であり、入手できたログからは、当該データを閲覧した生徒は報告した生徒のほか1名のみであることが分かっており、外部への情報漏えいは確認されていない。
3 事故の原因
(1)教員が、教員及び生徒共有のアカウントにおいて、個人情報を取り扱うことが禁止されているにも関わらず当該データを取り扱ったこと。
(2)教員が、個人情報等について、パスワードを付さず、教員であれば誰でも閲覧できる場所に保存する等、組織としての情報管理が不十分であったこと。
4 対応状況
(1)10月29日(水)学校は全校集会を開催し、生徒に対して1の個人情報が漏えいした事実の説明と謝罪を実施するとともに、11月1日(土)に臨時保護者会を開催し、保護者へ1の個人情報が漏えいした事実を説明し、謝罪している。
(2)不合格者に対しては学校から直接連絡し、経緯の説明と謝罪を実施している。
5 再発防止について
教員及び生徒共有のアカウントや個人情報等の適切な取扱いについてのルールを見直すとともに、その周知・徹底を図る。