令和元年度指定管理者管理運営状況評価結果について（東京都立埋蔵文化財調査センター）

管理状況

適切な管理の履行

〇協定や事業計画に沿った管理が適切に履行されているか

• 業務の履行（清掃・巡回の回数など）は適切か
• 人員配置は適切か
• 協定や事業計画どおりの管理となっているか　など

安全性の確保

〇施設の安全性は確保されているか

• 施設の安全性は確保されているか
• 事業者の責に帰す事故が発生したか　など

法令等の遵守

〇個人情報保護、報告等は適切に行われているか

• 個人情報保護は適切に行われているか
• 情報公開は適切に行われているか
• 都への報告は適時、適切にされているか　など

適切な財務・財産管理

〇適切な財務運営・財産管理が行われているか

• 建物や器具の破損、物品の紛失等はあるか　など

事業効果

事業の取組

〇事業計画どおりのサービスが提供されているか

• 事業の企画、実施、成果は計画どおりか　など

利用の状況

〇事業計画どおりの利用状況となっているか

• 利用者数は事業計画どおりか（環境の変化など外部要因を考慮）　など

利用者の反応

〇利用者の満足を得られているか

• 職員の接客対応、利用条件等は適切か　など

行政目的の達成

〇行政と連携を図り、施設の目的を達成しているか

• 施設の目的を達成しているか
• 都及び関係機関等との連携が適切に行われているか　など

【管理状況】

• 施設整備の日常的な維持管理は計画書に基づき適切に実施している。修繕においては緊急時のみならず利用者利便性の向上や施設ＰＲのための創意工夫を凝らした修繕も行った。
• 館内や遺跡庭園は清掃が行き届いており、利用者が安全で快適に過ごせるよう常に配慮を行っている。
• 世代交代を見据えた効率的かつ効果的な研修を企画実施し、専門的技術や知識の継承など積極的な人材育成に取り組んでいる。

【事業効果】

• 企画展ではひとといきものの多様なかかわりについて6つのテーマを設け分かりやすく紹介・展示を行った。また、常設展示・企画展示以外に初めて「特別展示」を開催した。さらに学芸員によるギャラリートークも初めて実施した。
• ツイッターを開設し情報発信を行ったり多摩地域におけるお出かけ情報サイトへの掲載など積極的なＰＲ活動を展開した。
• 利用者の視点に立った事業企画や運営を行っており、利用者の満足度は90％超を維持している。現状維持にとどまらず、積極的な事業企画の創意工夫を行っている。

【その他（特命要件の継続性】

• 考古学の専門知識と高い接遇能力を有する調査研究員により、発掘調査の成果を活かした普及事業を実施している。今後も埋蔵文化財保護の重要性を広く伝えられるよう、人材育成に取り組み、知識やスキルの継承を図っていくことが望まれる。
• 指定管理事業と発掘調査事業が相互に連携して、引き続き質の高いサービス提供を維持していくことが望まれる。