最終更新日:令和4年(2022)12月19日
東京都教育委員会では、障害者の一般就労の場として、障害者に配慮した支援と職場環境を整備した集約型オフィス「教育庁サポートオフィス」を平成30年10月から開設しています。サポートオフィスでは民間企業における特例子会社のメリットと都教育委員会の強みを生かしながら運営しています。
サポートオフィスは、障害者の視点に立ち、一人一人に配慮した「職場環境」と「支援体制」、「仕事内容」を構築し、ここで働く障害者のもつ能力を最大限に発揮できるような取組を推進しております。障害者が生き生きと活躍し、都教育委員会をサポートすることで、都民サービスの更なる向上を目指します。
●愛称「Palette(パレット)」
働く人たちの多様な個性や特性=「色」が混ざり合い、新たな可能性を生み出す「場所」にするという想いから愛称を「パレット」と名付けました。
教育庁サポートオフィスでは障害に配慮した職場環境づくりを目指しています。
東京都庁本庁舎をはじめ、新宿副都心の中心で働くことが、社会人としての自覚や自信につながってもらいたいと考えております。
教育事務サポーターは教育庁各部から様々な業務を受注しております。
オフィス内での業務のほか、サポーターのスキルや特性に応じて、都庁内での教育庁職員との協働も積極的に行っています。
説明会で使用する資料の印刷、また、報告書や冊子など、これまで業者に依頼していた製本の一部を内製しています。
自立が進んだサポーターについては、東京都庁本庁舎に教育事務サポーターだけで出張して業務を行ったり、教育庁職員の直接指示の下での業務も遂行します。
⑴ 複合機の給紙作業
⑵ 社内便(交換便)の仕分け
⑶ データ入力(都庁舎)
教育事務サポーターの障害特性を踏まえ、業務管理、業務等の構造化、補助具の提供、相談及び評価など、業務遂行や職場適応、スキル向上、自己理解のための直接支援等を行います。インストラクターは、有資格者、特別支援学校教諭経験者又は障害者支援経験者などが担っています。
また、インストラクターの連携、助言等を担う主任も配置しています。
次の条件を全て満たす人を対象とします。
障害者支援に有用な資格又は経験があり、以下の(1)から(3)までの全てに該当する者
項目 | 内容 |
---|---|
勤務形態 | 【週30時間勤務】 [1] 週5日 10時00分から17時00分まで(うち休憩時間60分) [2] 週4日 9時15分から17時45分まで(うち休憩時間60分) 【週35時間勤務】 [3] 週5日 9時45分から17時45分まで(うち休憩時間60分) ※ 勤務形態については、本人の希望及び状況等を踏まえつつ、週30時間から始めることを基本として所属長が決定するため、希望どおりにならない場合もあります。 |
休日 | 土曜日、日曜日、祝日、年末年始 |
休暇等 | 【有給】 年次有給休暇(1年目:10日(採用月によって異なります。)2年目:11日、3年目:12日、4年目:14日、5年目16日)、慶弔休暇、夏季休暇、公民権行使等休暇ほか ※東京都における他の職に引き続いて採用となる場合には、規定に基づき、前職の年次有給休暇を繰り越すことが可能です。 【無給】 生理休暇、傷病欠勤、看護休暇、介護休暇ほか |
報酬額 | ア 第一種報酬 【週30時間勤務】 日額[1]6,600円、[2]8,300円 【週35時間勤務】 日額[3]7,700円 ※ 日額は改定される場合があります。 ※ 一定の要件を満たす場合、期末手当(ボーナス)を支給します。 イ 第二種報酬 規定に基づき、通勤に係る実費相当分を支給します。 ウ 支給日 当月分を原則として、翌月15日に支給します。 エ 旅費 公務により出張した場合には、規定により支給します。 |
社会保険 | 健康保険、厚生年金保険及び雇用保険を適用します(一部自己負担あり。)。 |
健康診断 | 常勤職員に準じて実施します。 |
公務災害補償 | 「東京都非常勤職員の公務災害補償等に関する条例」又は「労働災害者補償保険法」の定めるところによります。 |
福利厚生 | 常勤職員に準じます。 |
実施体制 | 原則として、教育事務サポーターおおむね5名につき、支援者として障害者雇用インストラクター1名を配置します。 |
項目 | 内容 |
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勤務形態 | ア 勤務日数 原則として月16日勤務 イ 勤務時間 原則として9時から17時45分まで(うち休憩時間60分) |
休日 | 土曜日、日曜日、祝日、年末年始 |
休暇等 | 【有給】 年次有給休暇(1年目:10日(採用月によって異なります。)2年目:11日、3年目:12日、4年目:14日、5年目16日)、慶弔休暇、夏季休暇、公民権行使等休暇、妊娠出産休暇ほか ※東京都における他の職に引き続いて採用となる場合には、規定に基づき、前職の年次有給休暇を繰り越すことが可能です。 【無給】 介護休暇、看護休暇、育児休業ほか |
報酬額 | ア 第一種報酬 月額194,400円 ※ 改定される場合があります。 ※ 一定の要件を満たす場合、期末手当(ボーナス)を支給します。 イ 第二種報酬 通勤費相当分として、常勤職員に準じて支給します。 ウ 支給日 原則として、毎月15日 エ 旅費 公務により出張した場合には、規定により支給します。 |
社会保険 | 健康保険、厚生年金保険及び雇用保険を適用します(一部自己負担あり。)。 |
健康診断 | 常勤職員に準じて実施します。 |
公務災害補償 | 「東京都非常勤職員の公務災害補償等に関する条例」又は「労働災害者補償保険法」の定めるところによります。 |
福利厚生 | 常勤職員に準じます。 |
実施体制 | 原則として教育事務サポーター5名につき、障害者雇用インストラクター1名を配置します。 また、障害者雇用インストラクター6名につき、障害者雇用インストラクター(主任)1名を配置します。障害者インストラクターは主任の助言等を受けながら教育事務サポーターを支援します。 |
障害者雇用を一層推進するため、令和2年度から、会計年度任用職員である教育事務サポーターが常勤職員「業務」にステップアップすることを可能とする新たな雇用の枠組みを創設しました。
一定の勤務実績のある教育事務サポーターを対象に、常勤職員の採用選考を実施し、合格者については、翌年度から常勤職員として、事務等の補助の職務を担っていただきます。
令和4年4月1日現在 10名
令和4年4月1日現在 104名
令和4年4月1日現在 25名(うち主任5名)
現在募集は行っておりません。
現在募集は行っておりません。
教育庁サポートオフィスでは、高等学校及び特別支援学校高等部の生徒を対象としたインターンシップを受け入れており、職業教育及び就労経験の機会を提供しております。
インターンシップを通じて、働くことの意味や大変さを理解し、自分に合った職場について考える機会はとても大切だと考えています。
応募を検討されている方はインターンシップの積極的なご参加をお願いいたします。
なお、インターンシップの具体的な時期や申込方法については下記問合せから担当までご連絡ください。
Q パレットの職場環境や雰囲気について教えてください。
A 雰囲気はとても明るく、皆さん話しやすいので一緒にいて楽しいです。職場内にBGMが流れているので、落ち着いて作業できます。
Q サポーターを目指している人に一言
A パレットでは、PCデータ入力から製本まで幅広い業務に携わることができるので、ステップアップを図りたい方には是非お勧めしたい職場です。一緒に働きましょう。
Q なぜサポーターになろうと思いましたか。
A これまで働いていた教育庁チャレンジ雇用の経験を生かしつつ、テープ起こしや製本など新たな業務を身
に付けたいと思ったことがきっかけです。
Q パレットで自分自身が成長したことはありますか。
A これまで苦手としていた他の人とのコミュニケーションや交流が円滑になったこと、また、責任感を持ち
ながら仕事に取り組めていることです。
Q インストラクターの存在についてどう思いますか。
A 業務のことだけでなく、体調管理や職場での人間関係についても相談しています。失敗しても優しくサポートしてくれます。私が仕事を続けられているのはインストラクターの存在が大きいです。
Q サポーターを目指している人に一言
A パレットは様々な障害や特技を持つサポーターの能力を最大限に生かせるように配慮が行き届いています。サポーターを目指している方に自信をもってこの職場をお勧めします。
Q 最近の仕事のやりがいについて教えてください。
A 期限を守って作業できた時や、本庁舎へ納品に行った時に職員から「助かります。」と言われたときが嬉しいです。
Q パレットで勤務して自分自身が成長したことはありますか。
A 仕事が理解できるようになったことや、重たいものを力強く運べるようになったことです。
Q 仕事のやりがいについて教えてください。
A 業務納品時、依頼元に満足していただき、嬉しそうなサポーターの様子を見ることは、インストラクターとしてもとても喜ばしい瞬間です。
Q インストラクターを目指している人にひとこと
A 教育・福祉・医療など、様々な専門性や経験を持つインストラクターが働いています。ぜひ皆さんの色々なバックグラウンドを支援に活かしていただければと思います。
Q サポーターにはどのような支援・配慮をしていますか
A 仕事の進め方を指示するのではなく、自発的にサポーター自らが、考えて実行できるようになってもらえることを目指しています。そのため、今の仕事がどんなことにつながるのかを説明し、順次ステップアップできるよう順を追って支援しています。
Q 職場の環境や雰囲気について教えてください。
A インストラクターとサポーターが協働しやすい雰囲気に満ちています。仕事に対しては期限と正確さを求める厳しさと誤りを繰り返さないためにどうするかを考えることで、サポーター一人一人の成長を促そうとする職場だと思います。
応募を検討されている方や官公庁の方々など、随時ご案内しております。
見学をご希望される方は、下記問合せから担当までご連絡ください。
東京都教育庁総務部総務課(教育庁サポートオフィス)
電話 03-6258-0406 ファクシミリ 03-6258-0410
メール S9000003(at)section.metro.tokyo.jp
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。
お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。