都立高校を次世代の学びへ。 「新たな教育のスタイル」の実現に向けたプロジェクト 「中間の取りまとめ」(案)
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東京都教育委員会は、令和7年度より、デジタルとリアルの最適な組み合わせにより、都立高校の学びの在り方から見直す「次世代の学びの基盤プロジェクト」を開始しています。この度、モデル校を中心として始まっている「次世代の学びの基盤プロジェクト」の取組状況を取りまとめました。プロジェクトの"いま"が分かる「中間の取りまとめ」を、ぜひご覧ください。
プロジェクトの概要
これからの世界は、政治や経済の複雑化や変化の加速などにより、一層予測が困難になっているほか、子供を取り巻く環境の中に、AIやロボット、IoTなどの技術が浸透しています。そうした状況から、これからの教育では、予測できない状況に柔軟に対応できる力を伸ばし、世界で生き抜く人材を育成することが必要です。
「次世代の学びの基盤プロジェクト」は、「AI」と「グローバル・リーダー」の力を結集して、「DX」「教員と組織」「制度」の3つの観点から改革を進めています。
これにより、生徒の主体的に学ぶ姿勢を飛躍的に伸ばし、「学びのプロセスを自ら選択し決定する自己デザイン力」や「興味関心に応じて、創造的・協働的に学ぶ力」を持ち、世界で生き抜く「自立した学習者」を育成していきます。
「次世代の学びの基盤プロジェクト」では、デジタル教科書を活用するなどのデジタルの教育や、探究学習をより一層深めるリアルの教育など、モデル校を中心としたデジタルとリアルを組み合わせた様々な取組を実施しています。
一方で、生徒の主体的な学びに伴走するため、「新たな教育のスタイル」に合わせて教員のスキルアップも重要であることから、令和8年度からは、教員研修の改善や研修環境の整備に取り組んでいきます。
「次世代の学びの基盤プロジェクト」の"いま"
令和7年度は、「DXによる学びの改革」を開始し、モデル校を中心に先進的に取り組んでいます。
デジタルの教育としては、例えば、デジタル教科書の活用では、グラフや図を動かして視覚的に理解したり、英語をネイティブの発音で聞くなど、生徒の理解度に応じた効果的な学習が進んでいます。また、学習指導要領の枠を超えて、多様な視点に触れ、意欲や課題意識を育み行動変容を促進できる「生成AI」や「アントレプレナーシップ」など5つの教科(科目)のデジタル教材を開発しています。
リアルの教育では、全都立高校が一堂に会するTIPSフォーラムを開催して、発表、交流の機会を設けることで、探究学習が深まっています。また、生徒が興味を持つ分野で実務経験等を持つ専門家から直接指導を受ける講座の開講で、興味関心に応じた学びの意欲の向上を実現しています。
さらに、LMS(Learning Management System)の活用により、教員が生徒の学習の進捗状況を見守り、コミュニケーションを取ることで、生徒の主体的な学びに伴走しやすくなっています。
令和8年度からは、「AI」等のDXや、グローバルに活躍する「グローバル・リーダー」の活用を含め、教員スキルアップの研究を結び付ける「教育イノベーション推進室」を教職員研修センターに設置し、「教員のスキルアップ・プロジェクト」を開始します。「自立した学習者」を育成するための「学び続けて、成長し続ける教員」を育成するため、教員研修の改善や研修環境の整備に取り組んでいきます。
今後の、プロジェクトを展開する都立高校の考え方
3つの改革を進めながら、令和8年度に「最終の取りまとめ」を行うとともに、各学校が「新たな教育のスタイル」を特色に応じて展開していきます。令和10年度には複数の学校で「新たな教育のスタイル」の重点的な取組を展開、令和11年度には港区白金地区に「新たな教育のスタイル」の実施校(仮称)を開校します。
ご覧いただきたい資料
さらなる詳細をまとめています。ぜひご覧ください。
「新たな教育のスタイル」の確立に向けた「次世代の学びの基盤プロジェクト」 中間の取りまとめ(案)【概要版】
「新たな教育のスタイル」の確立に向けた「次世代の学びの基盤プロジェクト」 中間の取りまとめ(案)【本文】
参考情報
さらに、「新たな教育のスタイル」を本格的に実現する基幹校が、令和11年度に開校します。そちらの情報もぜひご覧ください。
港区白金地区「新たな教育のスタイル」の実施校(仮称)の構想(案)について
本件は「2050 東京戦略」を推進する事業です。 戦略 03 教育 「『新たな教育のスタイル』を都立高校から展開」 |