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平成28年度第1回教育モニターアンケート オリンピック・パラリンピック教育の推進

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最終更新日:平成29年(2017)2月7日

このたび、平成28年度第1回東京都教育モニターアンケート「オリンピック・パラリンピック教育の推進について」の集計結果がまとまりましたので、お知らせいたします。

東京都教育委員会では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を、貴重な機会と捉え、子供たちに東京2020大会、さらにその先に活躍するために必要な力を身に付けさせるため、平成28年度から全ての公立学校で、オリンピック・パラリンピック教育に取り組んでいます。

オリンピック・パラリンピック教育の推進について御意見を頂戴し、参考とさせていただくために実施しました。

1 アンケートの実施時期 平成28年9月

2 回答者数 100名中81名

3 回答率 81.0%

4 回答者属性

全体81名 100%

回答者属性(性別)
性別 人数
40人 49.4%
41人 50.6%
回答者属性(年齢層)
年齢層 人数
10代~20代 3人 3.7%
30代~40代 40人 49.4%
50代以上 38人 46.9%

1 2020年に東京で、第32回オリンピック競技大会・東京2020パラリンピック競技大会(東京2020大会)が開催されます。あなたの考えに最も近いものを1つ選んでください。

(1) 第32回オリンピック競技大会に関心はありますか。

1-1 回答内容
回答内容 人数
とても関心がある 49人 60.5%
ある程度関心がある 24人 29.6%
あまり関心がない 3人 3.7%
まったく関心がない 5人 6.2%
全体 81人 100.0%

1グラフ

(2) 東京2020パラリンピック大会に関心はありますか。

1-2 回答内容
回答内容 人数
とても関心がある 32人 39.5%
ある程度関心がある 36人 44.4%
あまり関心がない 8人 9.9%
まったく関心がない 5人 6.2%
全体 81人 100.0%

2グラフ

2 今年度から、都内のすべての公立学校において、オリンピック・パラリンピック教育※を推進していることを知っていましたか。

2 回答内容
回答内容 人数
知っていた 36人 44.4%
知らなかった 45人 55.6%
全体 81人 100.0%

円グラフ

※オリンピック・パラリンピック教育:

東京都では、オリンピック・パラリンピック競技大会を貴重な機会と捉え、子供たちに東京2020年大会、さらにその先に活躍するために必要な力を身に付けるため、「東京都オリンピック・パラリンピック教育」実施方針に基づき、平成28年度から全ての公立学校で、オリンピック・パラリンピック教育に取り組んでいる。

各学校においては、「オリンピック・パラリンピックの精神」「スポーツ」「文化」「環境」の4つのテーマについて、「学ぶ(知る)」「観る」「する(体験・交流)」「支える」の4つのアクションを組み合わせた多彩な取組を、全ての教育活動に関連付けて年間35時間程度実施する。

3 東京都教育委員会では、オリンピック・パラリンピック教育を推進し、児童・生徒に対して特に次の5つの資質を重点的に育成することとしています。この中で、最も重要と考えるものを2つ選んでください。

3 回答内容
回答内容 人数
社会に貢献する意欲や、思いやりの心などのボランティアマインド 46人
積極的なコミュニケーションの意欲と、世界の多様性を受け入れる豊かな国際感覚 38人
多様性を尊重する、心のバリアフリーである障害者理解 37人
フェアプレーやチームワークの精神と、体力・健康づくりに取り組むスポーツ志向 21人
日本や東京の良さを十分理解した、日本人としての自覚と誇り 18人
その他 2人

3グラフ

4 重点的に育成する5つの資質を児童・生徒に身に付けさせるために、学校においてどのような内容の学習・取組を行うことが望ましいと思いますか。次の(1)~(5)の設問にお答えください。

(1) 社会に貢献しようという意欲や他者を思いやる心などのボランティアマインドを醸成するためには、どのような学習・取組を行う必要があると思いますか、最も重要と考えるものを2つ選んでください。

4-1 回答内容
回答内容 人数
思いやりの心をもって行動し、家族や地域社会に貢献しようという意識等を身に付ける道徳教育 46人
高齢者介護施設や障害者施設等でのボランティア活動への参加 26人
地域の行事や地域のスポーツ大会の運営等への参加 25人
地域の防災活動や被災地支援のボランティア活動への参加 23人
自分のことや日本の文化等について、英語で紹介できる学習 17人
地域の清掃や植栽の管理などの活動への参加 16人
観光名所での案内等のボランティア活動への参加 6人
その他 3人

4-1グラフ

(2) 障害者理解を促進し、全ての人々の多様性を尊重し、障害を理解する心のバリアフリーを浸透させるためには、どのような学習・取組を行う必要があると思いますか、最も重要と考えるものを2つ選んでください。

4-2 回答内容
回答内容 人数
障害者スポーツの観戦や体験 43人
特別支援学校や特別支援学級の児童・生徒と小・中・高校生との交流 42人
障害のある人が感じる不便や不安を直接体感する体験活動 42人
障害者の特性や障害者スポーツ等について、教材等による学習 15人
高齢者介護施設や障害者施設の訪問 14人
障害者アート等の鑑賞 4人
その他 2人

4-2グラフ

(3) スポーツに親しみ、フェアプレーやチームワークの精神を身に付け、体力向上や健康づくりに自ら意欲的に取り組むためには、どのような学習・取組を行う必要があると思いますか、最も重要と考えるものを3つ選んでください。

4-3 回答内容
回答内容 人数
オリンピアンやパラリンピアン等のアスリートとの交流やスポーツ観戦など、本物に触れる体験をする 52人
体育理論の学習を通して、運動やスポーツには身体の発たちや体力向上に効果があることや、ライフステージに応じた楽しみ方があることを学ぶ 38人
外部指導者を招くなどして、オリンピック・パラリンピックの競技種目等を体験 34人
中学生が小学生のスポーツ活動や運動会をサポートしたり、高校生が中学生の部活動をサポートしたりする活動 33人
球技やボール運動、ゲーム等の体育学習において、フェアプレー賞を設けるなど態度の面を重視した、フェアプレー精神を身に付ける活動 26人
学習読本や映像教材を使用して、オリンピックやパラリンピックの意義、歴史、競技ルール等について学ぶ 21人
運動会や体育祭を、オリンピック・パラリンピックに関連付けて企画・実施する 19人
各種スポーツ大会などにおいて、高校生や中学生がボランティアや審判として関わる 15人
その他 5人

4-3グラフ

(4) 日本や東京の良さを十分に理解し、日本人としての自覚と誇りを持てるようにするためには、どのような学習・取組を行う必要があると思いますか、最も重要と考えるものを2つ選んでください。

4-4 回答内容
回答内容 人数
東京や日本の伝統文化・芸能等(和楽、国技、特産品、祭り等)を体験する 40人
我が国の伝統的な礼儀作法について理解を深めるとともに、他国の礼儀作法についても学習する 30人
日本の文化のよさ、技術力の高さ、地域の魅力等について、外国の人に伝える 30人
東京や日本の伝統文化・芸能等(和楽、国技、特産品、祭り等)を鑑賞する 24人
東京や日本の伝統文化・芸能等(和楽、国技、特産品、祭り等)について教材等で学ぶ 17人
日本の技術(ものづくりや環境技術等)を見学する 16人
その他 5人

4-4グラフ

(5) 世界の多様性を尊重する豊かな国際感覚を身に付け、世界の人々と積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を身に付けるためには、どのような学習・取組を行う必要があると思いますか、最も重要と考えるものを2つ選んでください。

4-5 回答内容
回答内容 人数
地域在住の外国人や留学生、国際団体等と交流する 56人
世界の国々のスポーツ、歴史、文化、自然、食べ物、建物、言語等について調べ、発表する 29人
留学生や大使館の職員等から、各国の特徴や文化等について話してもらう 24人
自分のことや日本の文化等について、英語で紹介できるようにする 22人
世界各国の文化・芸術を鑑賞する 16人
手紙やメール等により、海外の学校等と交流する 9人
茶道等の体験を通して、「おもてなし」の心を学ぶ 4人
その他 2人

5 学校だけでなく家庭や地域と連携してオリンピック・パラリンピック教育を推進するためには、どのような取組が効果的であると思いますか、最も重要と考えるものを2つ選んでください。

5 回答内容
回答内容 人数
地域ボランティアやスポーツ大会等の地域行事に積極的に関与する 53人
学校での学習活動に、地域住民・保護者も参加できるようにする 43人
学校の体育施設の開放・利用を促進し、スポーツ振興に活用する 31人
教材を広く配布し、家庭学習や地域での学習を推進する 18人
学校と地域の公民館・図書館等の公共施設が連携して、企画展・展示会等を実施する 12人
その他 5人

5グラフ

6 オリンピック・パラリンピック教育のレガシー(遺産)として、どのようなことを期待しますか。

6 回答内容
回答内容 人数
オリンピック・パラリンピックの感動が、子供たちの心と体に掛け替えのないものとして残り、人生の糧となること 33人
学校における多様性への理解、国際交流、伝統・文化の理解、ボランティア等の取組を、大会後も長く続く教育活動として発展させていくこと 32人
ボランティアマインドの醸成や障害者理解の取組を家庭や地域へと波及させ、共生・共助社会の形成につなげていくこと 29人
スポーツ志向、健康への関心が高まり、体力向上や健康増進につながること 13人
その他 3人

6グラフ

7 オリンピック・パラリンピック教育の推進に関して御意見等がございましたら、自由に御記入ください。

御意見等の例

  • 東京でオリンピックが開催されることは、本当にすばらしくめったにないことなので、この貴重な機会を、ぜひ学校教育の場でしっかりと子供たちに伝えていってほしいです。アンケートで回答した内容が声として反映されたらいいと思っています。
  • 東京での開催ということで、学生さんにもオリンピック.パラリンピックでの、ボランティア活動などができる場があれば、すばらしい体験と思い出になることと思います。そのために、今から準備しておくこともとても大切だと思います。
  • 「ときめきを未来へつづる」というカバー付きのノートがさっそく学校で配布されていましたが、配布だけで終わらず活用されないともったいないと思いました。以前小学校の一日家庭学校でパラリンピックの選手だった方のお話を聞き、非常に感銘を受けました。そのときは保護者向けだけで子供たちはお話を聞く機会がなかったので、子供たちにもそのような機会が提供されればよいように思いました。
  • おもてなしの心を学び、一人一人がそれを実践する道徳教育をお願いします。とりわけ公共の場でのマナーの改善が必要と思います。東京の良さを今一度発見してみよう。そして世界の人々に東京のすばらしさをPRしてください。
  • オリンピック・パラリンピックの機会を活用して教育推進の主旨は賛同ですが、今更との感もあります。今までも、将来も教育現場の重要課題の一つは道徳感・国際感覚・自国の各種伝統等の理解の醸成でしょう。そして目標達成には地道な努力が必要との精神を教育現場でオリ・パラと関係なく推進する必要を感じます。
  • オリンピック・パラリンピック教育の推進も大変結構ですが、普段どおりの個人個人の個性を大切なことも忘れないでください。
  • オリンピック・パラリンピック開催にかかわらず、子供たちに世界各国の人と付き合える環境作りを推進してほしいです。また、英語だけでなく、多国語教育に力を入れてもらいたいと思います。
  • 以前の東京オリンピックでは学校でTVを見ながら応援した覚えがあります。授業の中でも応援できるような取組を考えて頂けたら有難いと思います。また日本を訪れる外国の人たちとの接点ができればいいと思います。
  • 海外で日本人観光客を見ると、現地の人と積極的にコミュニケーションを取ろうとするのは、少数派。若いうちに留学をするのがベストだと思うが、オリパラのように、海外から多くの人が訪れる機会を捉えて、オープンマインドで接することのできるよう、普段の授業で教えていってほしいと思います。
  • 外国人との交流で最も重要なことは、自国の良さ、歴史、文化を理解し、発信することであると思います。外国語が上手であっても、自国への理解なくしては、外国人との交流では先方の信頼、信用は得られないと思うので、日本の歴史、文化を生徒たちが理解できるようになる教育を望みます。
  • オリンピック・パラリンピックはスポーツを介して目標に向かっていきますが、若い世代の人がそれぞれの人生の目標を明確に持ち、スポーツで体を鍛えることと同様に自身を鍛え自分の目標を目指し、達成に向けて努力する人間に育ってほしいと思います。
  • 私は、あまりオリンピック・パラリンピックに興味を持てないまま大人になってしまいました。子供の頃に、スポーツ観戦の楽しさ等を知ることができていたならば、もっと早く興味を持てていたと思います。子供(とくに女子)にとって経験したことのないスポーツでも、大いに楽しんで観戦できるよう、「オリンピック・パラリンピックの楽しみ方」も、今後学校で教えて頂きたいと思います。
  • オリンピックが単なるお祭り騒ぎというものでなく、開催前のあらゆる準備と人々の協力があって開催できるということを学んでほしいです。オリンピック開催中には、入場券を買って観戦しなくても体験できたり、アスリートの方たちに会えたりするイベントがあるといいのではないかと思います。
  • もし、子供たちがアスリートの方と直接触れ合う機会があれば、子供たちの将来にとても良い影響となることでしょう。感受性の豊かな子供の時期に、本物に触れる機会があることは、とても素敵な人格形成の機会となると思います。オリンピックパラリンピック教育をしてくださり、本当に感謝の気持ちで一杯です。
  • オリンピック選手と高校生以下の子供たちにゴム製のブレスレットを配布して、オリンピック選手との一体感を味わえるような工夫があると面白いのではないかと思いました。
  • 勝つことよりも参加すること、スポーツを楽しむ姿勢を身に付けてほしいと思います。いろいろな人がいて助け合い支えあうことで豊かな社会が築かれていくのだということ、障害のある人たちもそれぞれにすばらしいのだということを実感してほしいと思います。
  • 子供たちにとって視野を広げる機会と思います。直接今生きていることへの感謝の心が芽生えてくるような教育になることを希望します。学習するにあたり指導する教員が目的を子供たちにきちんと伝えてほしいと思います。
  • パラリンピックを通して、障害者への正しい知識と理解を見に付けることが重要です。それには学校などで、障害者と接する機会を設けるなど前向きな教育が求められると思います。
  • 東京都の取組みはとても素晴らしいです。私自身にも東京オリンピックには楽しい記憶がありますので、2020年が子供たちにとって楽しい、意味のある経験になることを望みます。これから必要な自立共生社会作りに向けて、パラリンピック等は障害のある方と普通に関わり(自分が実際に接したのが、職場で初めてだったため)理解する等、多様性のある社会を実現する良い機会に、と思います。
  • オリンピック・パラリンピックは、子供たちが世の中のことを考える良い機会だと思います。世界に目を向けるだけでなく、まずは自国の理解を深めてほしいです。さらに、通常学級に通っている子供たちには気付きにくいことでありますが、障害者の存在が当たり前に感じられるきっかけとなってほしいと思います。
  • 2020年オリンピック・パラリンピックの開催は、東京都が主となりますが、国を挙げての大きなイベントであり、この機会を東京都は「学ぶ・観る・体験交流・支える」の4つの柱を掲げて教育に取り組む姿勢はとても期待できる教育施策です。この施策をオリンピック・パラリンピックに向けてだけでなく、大会が終了した後も継続する重要性を感じます。未来に向けて子供たちの「心と健康」を育むことを、東京都・自治体・地域住民とともに連携しあうことも重要と感じます。今回のアンケートの回答に関して、選択回答する項目はどれも思うことがあり、悩みながら選択しました。
  • 将来の我が国を担う子供たちの学力をこれ以上低下させないよう、オリンピック・パラリンピック教育は、基本的に体育の時間だけで済ませてはいかがでしょうか。
  • 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催は、学校の夏休み期間になる為、体育館にスクリーンを設置して、生徒の皆さんや地域住民の皆さんが、応援できる環境を作って頂きたいと思います。
  • 地域交流ということと、オリンピック・パラリンピック教育は、別のことだと思います。地域とオリンピックは、別物であり、仮に地域交流ということを行うのであれば、児童・生徒以前に、地域に対して、オリンピック・パラリンピック推進を認識・自覚させなければ、単なる地域イベントで終わってしまうと思います。
  • 年間35時間もの時間を使ってのオリンピック・パラリンピック教育の推進は、意義のあることだと思いますが、現場の先生たちは、大変だなと感じます。それでなくても日々忙しい毎日に、新たな活動が加わることで、忙しさのあまり1人1人の子供の心に添うことができない学校になっては困ると、危惧します。4年間の推進活動に、無理のない計画を立てて活動を進めていただきたいと切望します。そして、4年後には、オリンピック・パラリンピックを心から応援する都民に成長することを期待しています。
  • 年間35時間の授業の中間進捗をチェックする仕組みがほしいと思います。また中間の成果を2,342校、966,561人が互いに意見交換できる場も作ってほしいと思います。

お問い合わせ

教育庁総務部教育情報課広聴担当
電話:03-5320-6733 ファクシミリ:03-5388-1725
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