令和4年度教員研修を実施しました
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1 必修研修及び職層研修
出張所では、所管する八丈町、青ヶ島村の小・中学校における年次研修、中堅教諭等資質向上研修、主任教諭任用時研修及び主幹教諭任用時研修を実施しています。年次研修においては、各年次の枠を越えて授業研究及び協議会に取り組んでいます。それぞれの年次に求められる資質・能力の向上に努めています。また、「島しょ地区若手教員交流研修」として、島しょ地区(大島・三宅・八丈出張所及び小笠原村教育委員会所管)の若手教員を対象としたオンライン研修や参集型研修を実施しています。
2 教育課題に関わる研修
八丈出張所管内の教育課題を解決するための研修も様々行っています。一例を紹介します。
「不登校児童・生徒への支援の在り方について」
- 内容
- 指導部指導企画課、不登校施策担当統括指導主事を講師に、不登校児童・生徒への支援の在り方について研修を行いました。東京都の不登校の状況を踏まえ、管内の実態について協議を行いました。児童・生徒を支援するためのアセスメント演習も行い、理解を深めました。
「アントレプレナーシップ教育」
- 内容
- 島の未来を描くためには、産業創造の視点が重要になります。テーマを「起業家教育の基礎理解を深め、実践に向けたイメージを掴む」と題して、ネット・通信制学校法人の指導者を講師に、講義及び演習を行いました。
「島しょならではのカリキュラム・マネジメント」
- 内容
- 教育活動の充実には、カリキュラム・マネジメントが欠かせません。また、18歳で島を離れる事が多い子供たちの育成すべき資質・能力を明確化し、共有していくことがよりよい教育活動につながります。大学教授を講師に、「高等学校段階までに求められる資質・能力とは何か」、考える機会になりました。
3 地域理解及び地域資源の活用に関わる研修
「八丈方言実践講座」
- 内容
- 消滅危機言語である「八丈方言」について、理解を深める取組です。今年度は、「方言継承の展開~なぜ継承していくことが大切なのか~」をテーマに、人間文化研究機構の機構長を講師に、研修を行いました。また、実際の方言話者による、演習にも取り組み、理解を深めました。
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