東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学者選考における「適性検査の出題方針」及び「適性検査の内容例」
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東京都教育委員会は、平成26年1月に公表した「東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学相談検討委員会報告書」に基づき「東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学者選考適性検査検討委員会」を設置し、平成27年度以降の高等部職業学科の入学者選考の在り方について検討してまいりました。
このたび、同委員会における検討結果について、下記のとおり「適性検査の出題方針」及び「適性検査の内容例」として取りまとめたので、お知らせします。
記
1 適性検査の出題方針
出題の基本方針
知的障害が軽度の生徒を対象とした就業技術科の志願者と、知的障害が軽度から中度の生徒を対象とした職能開発科の志願者に対して、職業学科の教育により、将来、企業就労を実現するために必要な基礎的な知識・技能を獲得できる能力や態度・意欲について把握する。
出題のねらいと検査方法
志願者の適性を多面的に把握するために、就業技術科及び職能開発科共通の適性検査(1)及び適性検査(2)を実施する。
1 適性検査(1)
- 出題のねらい
- 指示の内容を理解し、指示に従って正確に作業を遂行する力を把握する。
- 数量、時間、言語等に関する基本的な理解力、及び決められた時間内で正確に処理する力を把握する。
- 図や表等に関する基本的な理解力、及び文章や数値等の誤りを校正する力を把握する。
- 検査方法
- 実技(作業)による検査
- 筆記による検査
- 検査時間
60分
2 適性検査(2)
- 出題のねらい
ア 日常の生活等で経験した事柄について、文章で表現する力を把握する。
イ 社会や集団でのルールや望ましい行動や態度等について、文章で表現する力を把握する。 - 検査方法
作文 - 検査時間
40分
問題の構成
- 適性検査(1)は、大問を2~3問で構成する。
- 適性検査(2)は、大問を1~2問で構成する。
- 大問は、小問1~3問で構成する。
小問は、各出題のねらいに基づき設定する。
問題の内容
小学校の通常の学級及び小・中学校特別支援学級、特別支援学校の小・中学部における学習や日常の生活での経験等を踏まえた内容とする。
2 適性検査の内容例
3 東京都教育委員会の今後の取組
平成26年5月までに、改善方針に基づいた「平成27年度入学者東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学者募集要項」を作成・公表するとともに、内容等について説明会等により、生徒、保護者等へ周知する。
記事ID:031-001-20240815-007221