東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学者決定の改善
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東京都教育委員会は、都立知的障害特別支援学校高等部就業技術科に加え、新たに職能開発科を設置することから、平成25年7月に「東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学相談検討委員会」を設置し、平成27年度以降の高等部職業学科の入学者決定の改善について検討してまいりました。このたび、同委員会において、別添のとおり「東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学相談検討委員会報告書」を取りまとめたので、お知らせします。
報告書の概要及び報告に基づく東京都教育委員会の今後の取組は下記のとおりです。
記
1 報告書の概要
改善の視点等 | 平成27年度以降の高等部職業学科入学者決定の改善の方針 | ||||||
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志願者の負担軽減 | 同じ志願者が前期・後期に2回出願している負担を軽減するため、就業技術科、職能開発科に共通する1回の「適性検査」と出願校での面接で入学者を決定する。 | ||||||
職業学科が求める 入学者の確保 |
軽度から中度の志願者の知識や能力を把握できる共通の「適性検査」を作成し、実施する。 就労意欲や学習意欲等を把握するために、各校で「個別面接」を実施する。 応募倍率公表後の「志願の変更」を実施する。 就業技術科の合格者発表後に、職能開発科への出願を可能とする。 |
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入学者決定の実態に即した適切な表現 | 事実上、入学者を選抜している実態に合わせ、都立高等学校入学者選抜での用語を参考に、生徒・保護者等に分かりやすい表現に改める。
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(注)詳細については、別添「東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学相談検討委員会報告書PDF [301.2KB]」を御覧ください。
2 東京都教育委員会の今後の取組
(1)報告書による入学者決定の改善方針に関する生徒、保護者等への周知(平成25年度内)及び方針に基づいた「平成27年度入学者東京都立知的障害特別支援学校高等部職業学科入学者募集要項」の作成・周知(平成26年5月)
(2)「適性検査の出題方針」及び「適性検査の内容例」の作成・公表(平成25年度内)
(3)職業学科入学者選考の円滑・適正な実施に向けた「入学者選考運営要領(仮称)」、「職業学科入学者選考業務点検票(仮称)」の作成及び要領等に基づく入学者選考の実施
(4)「適性検査及び面接の配点」の公表及び希望する志願者への入学者選考実施後の得点開示による入学者選考の透明性の向上
記事ID:031-001-20240815-007275