令和3年度 利島調理実習
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利島村立利島小中学校に勤務する学校栄養職員・調理員を対象に、学校給食におけるレシピ開発を目的に調理実習を行いました。
実施内容
1 実施日
令和3年12月13日(月曜日)
2 会場
利島村立利島小中学校 家庭科室
3 内容
海南鶏飯・あぶらげもち汁・手作りナン
試作及び協議
(1)海南鶏飯
シンガポール料理として実施しました。シンガポールでは代表的な名物料理の一つで、茹で鶏とその茹で汁で炊いたご飯をお皿へ盛り付けた料理です。当日は鶏もも肉と鶏むね肉で調理し、比較も行いました。もも肉の方が触感、味ともに食べやすい仕上がりになっていました。むね肉も切り方によっては、食べやすくなる可能性があるといった意見もあがりました。
(2)あぶらげもち汁
御蔵島村の郷土料理として実施しました。御蔵島のあぶらげはいわゆる「油揚げ」ではなく、もち米粉で作る揚げ餅のようなものです。だし汁に野菜と島のりを加え、塩としょうゆで味付けをしています。あぶらげもちは白玉粉で白玉を作り、油で揚げて作りました。少量調理だったため蒸発量が多く、少々汁量が少ない様子もありましたが、あぶらげもちがおいしかったという意見や島のりの風味が良かったという意見があがりました。
(3)手作りナン
島内での調達が難しい利島村では、学校給食用のパンを手作りしています。ナンは発酵が短時間で済むため、新たに給食に取り入れやすいパンレシピの一つとして実施しました。
当日は発酵温度が低く、時間も短かったため、かたい仕上がりとなってしまいました。また、成型の作業に時間を要することや一度に焼成できる個数が少ないことが今後の課題としてあがりました。
記事ID:031-001-20240814-006204