令和5年度 第1回食育研修
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令和5年8月24日(木曜日)に、食育を担当する教職員、学校栄養職員等を対象に、第1回食育研修を実施しました。
【テーマ】 食育効果を高めるための給食指導のポイントについて
内容
(1)講 演
「食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食習慣を形成する指導」
講師 あきる野市立多西小学校 栄養教諭 二重作 友美 先生
(2)情報共有・グループワーク
- [1] 情報共有
議題:各所属における給食時間の指導の実践内容及び課題について - [2] グループワーク
議題:管内連携した給食指導の取組について
研修当日の様子
今年度は、あきる野市立多西小学校 栄養教諭 二重作友美先生をお招きし、御講演をいただきました。本年5月に新型コロナウィルス感染症が5類へ移行したことに伴い、管内各小中学校の給食時間の風景が徐々にコロナ禍前に戻ってきています。しかし、3年ほど続いた前向き、黙食、といった給食指導から、コロナ禍前のグループでの会食、活発な給食指導への移行に、先生も子供達も戸惑いが見られます。そこで今回、講師の二重作先生には、コロナ禍で発展したICT教材を活かした給食時間の指導、学校全体を巻き込んだ給食指導の方法についてお話をしていただきました。食に関する年間指導計画に沿って指導を行う、校内で給食指導に対する方針を定める、子供たちの実態把握をする等、学校を巻き込んだ給食指導を行うための取組や、ICT教材を作成する際のポイントについて事例を踏まえて教えていただきました。
また、情報共有・グループワークでは、各校の給食指導の取組状況、課題について共有した後、今後の取組として管内連携した給食時間の指導の具体的な内容、方法について協議をしていただきました。協議内容の発表では「他の島の食材を給食で使用した日にリモート中継する」、「各島ナンバーワン給食をシェアする」、「島の食材使用ウィークを開催する」等の案がでました。
第2回食育研修では今回の意見を参考にし、管内連携した取組の実施に向けた教材の共有、協議を行う予定です。
受講者の感想
- 教員の共通理解や、給食に対する意識の統一、アプローチによって校内の課題が解決できる可能性が高まることがわかりました。
- 児童生徒の食に関する実態把握の方法について、ICT機器を用いた食育の具体的な方法について知ることができました。
- 他の島の面白い取り組みを沢山共有することができました。また、どの学校も同様の課題を抱えていることがわかりました。
記事ID:031-001-20240924-010779