公開日:令和元年(2019)9月27日
最終更新日:令和元年(2019)9月27日
※プログラムの運営上、初期のスケジュールを一部変更いたしました。
●日時:2019年8月22日(木曜日)9時30分~15時00分
●参加人数:21名
今回は「発表準備をする」というテーマで、最終回の起業家ピッチ(投資家へのプレゼンテーション)に向けて、ファシリテーターのアドバイスを受けながらビジネスプランを練る、という活動を各チームが行いました。
プレゼンテーションの準備に当たり、これまで考えてきた課題やアイデアをストーリーにする考察を行いました。ストーリー考察とは、自分たちのアイデアを「誰がどんな要望を持っていて、それに対して現状どのような課題があり、それをどのようなアイデアによって解決し、価値として提供するのか」という流れにして言語化する作業です。
最終回のプレゼンテーションは、スタートアップ企業が投資家にアイデアを売り込む“ピッチ”スタイルで行われます。ピッチとは、ごく短時間のプレゼンテーションのことで、いかに短い言葉で相手を振り向かせるか、がポイントとなります。本セッションでは、相手に分かりやすく伝えるフレームワークを練習し、また、その内容が相手に共感してもらえるものかどうかを徹底的に考えました。2人のファシリテーターが本物の投資家さながら鋭い質問を投げ掛け、その熱のこもった言葉に参加者の顔つきも徐々に真剣な表情に変わり、取組への本気度が増していく様子が見られました。
本セッションでは、アイデアをビジネスプランという形にしていくためのディスカッションと相談を行いました。アイデアの価値が明確になっていないグループは課題設定を再検討し、アイデアが固まりつつあるグループはアイデアをどうサービスとして実現するかについて、より具体的なアドバイスをもらいながら、プレゼンテーションに向けて議論を進めていきました。
途中、サービスの対象となる顧客のイメージをより具体化するために「ペルソナ」というツールを使った手法について、ファシリテーターから解説がありました。ペルソナとは、あたかも実在するかのような具体的な人物像を詳細に設定し、その人物が消費者となることを想像して「その人は何に困っているのか」「なぜその人は、このサービスを使うのか」と、ニーズを深掘り「そのサービスが必要/不要である理由」を明確にし、サービス案の方向性を絞っていくというものです。ペルソナを考えるだけでなく、ファシリテーターからも直接「一消費者の視点で見て、それは本当に欲しいと思えるサービスか」について率直な意見が述べられ、提案内容への共感・興味度合いなどの感触を確かめていきました。
また、提案を説明する際の姿勢について「皆がいきいきと提案しているか」という点も指摘され、本当に価値あるビジネスプランだと自らが思えているか、など“自分たちがそのサービスをやる意味“についても考えるよう示唆がありました。
最終回のプレゼンテーションに向けて、各グループはメンターやファシリテーターのサポートを得ながら、役割分担や資料の作成、更なる改善の議論を進めるなど、それぞれの活動を行いました。また、既存のサービスで類似しているものはないか、対象層の根拠となる情報はないかといった情報収集を行い、より実現性を高めていく作業も行われていました。
最初に考えていた案から大幅転換したグループもあり、その過程に苦労した分、プレゼンテーションの発表に闘志を燃やす参加者も複数見られ、最終発表への盛り上がりを見せていました。
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