公開日:令和2年(2020)12月16日
最終更新日:令和2年(2020)12月16日
令和2年11月「東京未来ファクトリー」がスタートしました。本プログラムは、「高度な知識・技術や工学的思考力・発想力をもった未来の『スペシャリスト』」と「東京の課題を解決し得る次代のトップランナー」の育成を目指しています。
さらに複数の工業高校の生徒が参加することで、部活動のように学校を超えて交流し、仲間づくりをしていくことも目的の一つとしています。
都立工業高校の代表の生徒23名は「AI部」一期生として、AIをテーマに各分野の専門家から話を聞いたり、技術についてのディスカッションを行ったりする短期集中型の講座を経て、高度なものづくり技術の素養や、社会課題を解決できる問題解決能力を身に付けていきます。
11月14日に行われた「東京未来ファクトリー」AI部の開校式では、生徒の自己紹介などのオリエンテーションの後、「Ingress」や「Pokémon GO」の開発で知られるNianticの川島優志氏に講師として登壇していただきました。
川島氏の講演テーマは「道を踏み外す」。J・R・R・トールキンの小説「指輪物語」の言葉から「さまよっている人が、誰しもが道を失っているわけではない」というセリフを引用し、今や誰もが知るサービスを生み出す川島氏自身も、これまでさまよってきた人間だが、どういう風に道を踏み外してきたのかについて、語り、高校生たちへ熱いエールを送ってくれました。
午後のプログラムは、シリコンバレーの伝説的ベンチャー企業の挑戦と挫折を描いた映画「GENERAL MAGIC」を鑑賞しました。
生徒からは「この世にできたものに無駄なものはない」「自分もロボット研究部の部長で痛いほどわかる」「どんな優秀な人が集まっても決して成功するわけではない」といった感想コメントが寄せられました。
緊張した様子であった生徒たちは、連絡先交換や、その後オンラインでの交流や学習を深めています。次回は、AI部の見どころである、「AIカーを走らせてみよう!」のプログラムを実施します。
教育庁指導部高等学校教育指導課 「東京未来ファクトリー」担当
電話:03-5320-6845 ファクシミリ:03-5388-1733
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