公開日:令和2年(2020)12月24日
最終更新日:令和2年(2020)12月24日
令和2年11月14日にスタートした「東京未来ファクトリー」DAY2では、「AIカーを走らせてみよう」を実施しました。
DAY2のポイントは、今後様々な業界や職業がAIの出現によって変わってくる可能性があることを踏まえ、AIがどのようなものか、「コンピュータによる学習」と「AIカーの自動走行」を体験することで、理解しようというものです。メイン講師を務めた株式会社GClue佐々木陽氏からは、「(今回体験する)ディープラーニングの出現は、まさに開発手法のパラダイム・シフトである」と言われており、今後これらを扱えるプログラマーの数がもっと必要になると話しました。シリコンバレーで自動走行を行うTesla社の動画を見ながら、今日のゴールはこのような自動走行ができるところまで目指しましょう、と説明しました。
1班3名で構成したチームそれぞれに、1台のノートPC、1台のDonkeyCar(AIカー)を用意。車体の構造についての説明を受け初期設定の後、実際にジョイスティックを使って学習走行を開始しました。直線や曲線、急カーブをコースから外れることなく同じ速度で走らせることに最初は苦労しましたが、徐々に上達していき、各班が順調に10周分の走行データを取得しました。ただし「完璧な走行が完璧なデータになるわけではない」ところがAIカーの難しいところ。午後の自動走行で無事に走るのでしょうか。
各班の自動走行では、コースに沿って走ったかと思っても二週目にはうまくいかなかったり、カーブでコースアウトしてしまったり、急なカーブで他の車と衝突してしまったり、など様々な結果となりました。改めて学習をさせるなど各班が奮闘し、プログラム最後のレースに挑みました。レースでは3週走行したタイムと走行状況を評価し、一度もコースアウトすることなくゴールできた班が優勝となりました。
次回は、AIがあったらどんな世界になるのか?「AI×〇〇ブレストワークショップ」のプログラムを実施します。
教育庁指導部高等学校教育指導課 「東京未来ファクトリー」担当
電話:03-5320-6845 ファクシミリ:03-5388-1733
メール S9000023 (at)section.metro.tokyo.jp
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。
お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。
このページの目次