とうきょうの教育 第125号 小学校版
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東京都オリンピック・パラリンピック教育
6年間の取組と大会後のレガシーについて
東京都教育委員会は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を、子供たちの人生にとってまたとない重要な機会と捉え、平成28年度から「東京都オリンピック・パラリンピック教育」を都内全ての公立学校・園で実施し、体験や活動を通じて学ぶことを重視し、5つの資質(ボランティアマインド、障害者理解、スポーツ志向、日本人としての自覚と誇り、豊かな国際感覚)を重点的に育成しました。また、東京2020大会の経験を通じ、その後の人生の糧となるようなかけがえのないレガシーを子供たち一人一人の心と体に残していきます。
取組1 5つの資質を育成するための4つのプロジェクト
project1 東京ユースボランティア
地域清掃、地域行事やスポーツ大会、障害者・高齢者福祉施設等でのボランティア活動
project2 スマイルプロジェクト
障害者スポーツの観戦・体験、スポーツを通じた特別支援学校と地域の学校との交流
project3 夢・未来プロジェクト
オリンピアンやパラリンピアン等のアスリート等と子供たちが直接交流する取組
project4 世界ともだちプロジェクト
大使館や留学生、在住外国人との交流、海外の学校とのメール・手紙等のやり取り、子供たちの相互交流
5つの資質を育成
取組2 東京2020大会での取組
希望する学校が、パラリンピック競技を競技場で実際に観戦したり、テレビで競技を観戦しながら他の学校とオンラインで交流をしたりしました。また、子供たちがアスリートへの「応援メッセージ動画」を作成する取組も実施しました。
取組3 様々な取組を「東京都オリンピック・パラリンピック教育ウェブサイト」に掲載
「東京都オリンピック・パラリンピック教育」における様々な取組をウェブサイトに掲載し、紹介しています。
東京都オリンピック・パラリンピック教育ウェブサイト
オリンピック・パラリンピック教育のレガシー
子供たちの未来のために、3つのレガシーを形成します。
子供たち一人一人の心と体にかけがえのないレガシーを残していきます。
学校における取組を、大会後も長く続く教育活動として発展させていきます。
家庭や地域を巻き込んだ取組で、共生社会の形成につなげます。
問合せ先
指導部指導企画課
電話 03-5320-7787
令和4年4月開校の学校や新設学科など
都立学校を紹介します
公立では全国初となる小中高12年間一貫教育校
東京都立立川国際中等教育学校附属小学校 令和4年4月開校
全国初の公立小中高一貫教育校が、東京都立川市に開校します。次代を担う児童・生徒一人一人の資質や能力を最大限に伸長させるとともに豊かな国際感覚を養い、世界で活躍し貢献できる人間の育成を教育理念に掲げます。
- 特色1
全ての学習で、考える方法を知り根拠に基づいて思考する学びを重視 - 特色2
世界に通用する語学力とそれを支える言語能力の育成を重視
独自英語テキスト(1年生用)▲
◇英語教育
都教育委員会が本校用に作成したテキストを使用して、外国人指導者と共に、「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと〔やり取り・発表〕」、「書くこと」の基礎から学びます。
◇多言語教育「マルチリンガルスタディ」
韓国語、中国語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、アラビア語を予定。
◇グローバルマインドセット・カリキュラム
英語教育、マルチリンガルスタディ、LAPの3つを相互に関連付け、グローバル人材としての素地を育成します。
東京都立立川学園 令和4年4月開校
立川学園は、聴覚障害教育部門と知的障害教育部門を併置する特別支援学校です。
- 聴覚障害教育部門には幼稚部・小学部・中学部・高等部(普通科・専攻科)を、知的障害教育部門には小学部・中学部を設置します。
- 「未来を切り拓く」を校訓とし、それぞれの部門の専門性を生かして、一人一人の障害の状況に応じた指導を行うなど、将来の自立と社会参加に必要な能力を育成します。
東京都立小台橋高等学校 令和4年4月開校
小台橋高等学校は、足立区小台に開校するチャレンジスクールです。
【チャレンジスクールとは】
小・中学校時代に不登校経験を持つ生徒や長期欠席等が原因で高校を中途退学した者等を主に受け入れ、新たに自分の目標を見付け、それに向かってチャレンジするための学校です。
- 地域との連携を通して新しい学びに対応します。
- 学び直しから国公立大学進学まで多様な学習ニーズに対応します。
- 相談体制や問題解決体制を整備することで、一人一人の心の健康面を支援します。
- 自習室や居場所、デジタル環境を整備するなど、施設・設備が充実しています。
~海に学び、未来を拓く。~
東京都立大島海洋国際高等学校 令和4年4月学科改編
大島海洋国際高等学校は、都立高校で唯一寄宿舎と実習船を持ち、海洋について学べる学校です。
- 大島海洋国際高等学校では、海洋に関する教育を充実させ、海洋関連産業の幅広い分野で活躍できる人材育成を目指していきます!
都立高校初の理数科「創造理数科」
東京都立立川高等学校 令和4年4月学科開設
令和4年4月、立川高等学校は「普通科」に加え、都立高校初の理数科「創造理数科」を設置します。
- 新しい価値の創造(イノベーション)に向けて求められる資質や能力を培うため、あらゆる科学技術の根底にある理数系分野の素養や情報活用能力などを学びます。
- 教育活動では、文理融合の視点なども取り入れ、自然科学分野に限らず幅広い科学分野の教養も育成します。
男女別定員→男女合同定員
~男女別定員から男女合同定員へ~
都立高校の男女合同定員による入学者選抜への移行について
- 令和4年度入学者選抜(令和4年2月実施)においては、対象校の全校(109校)で、10%の緩和措置を実施します。
- 男女合同選抜の実施時期については、令和4年度入学者選抜の結果の分析等を踏まえ、検討していきます。
- 中学校の進路指導に与える影響が大きいこと等を考慮し、段階的に進めていきます。
詳細については以下資料を参照してください。
とうきょう総文2022
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーを引き継ぎ、江戸期から脈々と受け継がれてきた伝統文化と世界をリードする最先端の技術が、相照らし共存するこの都市・東京で、高校生が芸術文化の祭典を開催します。
開会行事・各部門大会の開催地を御案内します!
令和4年夏、東京都で初開催となる「第46回全国高等学校総合文化祭東京大会(とうきょう総文2022)」開会行事(総合開会式・パレード)及び各部門大会(23部門)の開催地をお知らせします。ぜひ来年の夏をお楽しみに!
とうきょう総文2022
大会マスコットキャラクター ゆりーと
開会行事・開催部門 | 開催地 | 実施日程(7月31日~8月4日) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
31(日) | 1(月) | 2(火) | 3(水) | 4(木) | ||||
開会行事 | 総合開会式 | 千代田区 | ○ | |||||
パレード | 千代田区 | ○ | ||||||
規定部門 | 1 | 演劇 | 中野区 | ○ | ○ | ○ | ||
2 | 合唱 | 豊島区 | ○ | |||||
3 | 吹奏楽 | 台東区 | ○ | ○ | ||||
4 | 器楽・管弦楽 | 台東区 | ○ | ○ | ||||
5 | 日本音楽 | 江戸川区 | ○ | ○ | ||||
6 | 吟詠剣詩舞 | 江戸川区 | ○ | |||||
7 | 郷土芸能 | 練馬区 | ○ | ○ | ○ | |||
8 | マーチングバンド・バトントワリング | 調布市 | ○ | |||||
9 | 美術・工芸 | 台東区 (展示) | ○ | (休) | ○ | ○ | ○ | |
台東区 (開会式等) | ○ | |||||||
10 | 書道 | 台東区 (展示) | ○ | (休) | ○ | ○ | ○ | |
葛飾区 (開会式等) | ○ | ○ | ||||||
11 | 写真 | 台東区 (展示) | ○ | (休) | ○ | ○ | ○ | |
台東区 (開会式等) | ○ | ○ | ○ | |||||
台東区 (講演会) | ○ | ○ | ||||||
台東区 (閉会式) | ○ | |||||||
12 | 放送 | 大田区 | ○ | ○ | ||||
13 | 囲碁 | 千代田区 | ○ | ○ | ||||
14 | 将棋 | 港区 | ○ | ○ | ||||
15 | 弁論 | 文京区 | ○ | ○ | ○ | |||
16 | 小倉百人一首かるた | 墨田区 | ○ | ○ | ○ | |||
17 | 新聞 | 千代田区 | ○ | ○ | ○ | |||
18 | 文芸 | 渋谷区 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
19 | 自然科学 | 新宿区(開会式・発表) | ○ | ○ | ||||
文京区(閉会式) | ○ | |||||||
協賛部門 | 20 | 軽音楽 | 中野区 | ○ | ○ | ○ | ||
21 | 茶道 | 渋谷区 (開会式) | ○ | |||||
文京区 (発表) | ○ | |||||||
22 | 特別支援学校 | 各部門での共同発表 | ||||||
23 | ボランティア | 小金井市 | ○ | ○ | ○ |
(令和3年6月14日現在)
詳細はHPやSNSをご覧ください。
問合せ先
第46回全国高等学校総合文化祭東京都実行委員会事務局
(東京都教育庁指導部指導企画課内)
電話 03-5320-7474
子供たちの笑顔のために 学校のサポーターになりませんか?
TEPRO Supporter Bank
ティープロ サポーター バンク
TEPRO Supporter Bank(ティープロ サポーター バンク)は、東京学校支援機構(TEPRO:ティープロ)が運営する人材バンクシステムです。学校での活動に意欲のある外部人材(サポーター)を各学校に紹介しています。多くの方に、サポーターとして学校の教育活動を支援していただいています。
- 東京都の公立学校約2100校において、ライフスタイルや希望に応じた活動ができます(ボランティア[有償・無償]、パートタイム等)。
- インターネットで登録後、求人情報の検索と応募ができます。
- 学校での活動経験がない方には、安心して学校活動に参加していただけるよう、研修と面談を実施しています。
サポーターの声
知識や技術を活かし、学校や子供たちを支援しています。
小学校〈ICT支援〉
学校や先生の困りごとの相談に応じています。「こんなことができないですか?」という相談があれば、いろいろな提案をしています。私のように、自分の経験や知識を活かせる場が、他の人にももっと広がっていくとよいなと思っています。
中学校〈部活動指導員〉
高校の教員を退職したことを機に、テニスの指導に関わりたいとの思いから登録しました。初めは戸惑いましたが、生徒は純粋で、素直に対応してくれます。私も指導の原点に戻ることができます。引き続き活動を継続していきたいと思います。
都立学校〈学習支援〉
放課後に生徒さんの学習支援をしています。分からないことに答えたり、一緒に問題を解いたりしています。初めての経験でしたので最初は不安を感じていましたが、生徒さんと年齢が近いこともあって、今では自分が楽しみながら活動出来るようになりました。
皆様も「サポーター」になりませんか?
問合せ先
一般財団法人東京学校支援機構(TEPRO)
電話 0120(389)055
知っていますか?
自転車を利用する場合の自転車損害賠償保険等への加入とヘルメット着用について
交通ルールを守って、安全に自転車を走行するよう、ご家庭でお子様をご指導ください。
「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が改正され、令和2年4月1日から、自転車利用中の事故により他人にけがをさせてしまった場合などに、損害賠償ができるようにするため、自転車を利用するお子様の保護者は、自転車損害賠償保険等に加入しなければならないことが、義務として定められました。また、同条例には、自転車用ヘルメットを着用させるよう努めなければならないことも示されています。
自転車側が加害者になった賠償責任の例
小学5年生の少年が、坂道を自転車で下っていた際に、前方不注意で女性に衝突。女性は頭の骨を折り、意識が戻らない状態。裁判所は、少年の保護者に監督責任を認め、約9,500万円の賠償を命じた。(神戸地方裁判所、平成25年7月4日判決)
問合せ先
■安全教育に関すること
指導部指導企画課
電話 03-5320-6836
■自転車の交通ルールに関すること
都民安全推進本部総合推進部 交通安全課
電話 03-5388-3124
荷物を受け取るだけ
お金をおろすだけ
それって、特殊詐欺かも…
「楽して稼げる簡単なバイト」の勧誘に注意しましょう
中高生を含む若者が、アルバイト感覚で特殊詐欺に加担し、逮捕される事案が発生しています。SNSや学校の先輩から「楽して稼げる簡単なバイト」、「荷物、書類を受け取るだけのバイト」などと勧誘され、安易に加担してしまうケースがあります。一度加担してしまうと、犯罪グループに個人情報を把握されてしまい、離脱することが難しくなります。自分の子供を犯罪者にさせないよう、特殊詐欺や「楽して稼げる簡単なバイト」の危険性について家族で話し合いましょう。
ポイント
特殊詐欺に加担する場合、役所の職員や弁護士などに成り済ますことがあるので、スーツ姿になることが多くなります。また、一度に数万円の大金を手に入れるため、ブランド品を身につけたりします。日頃から子供とのコミュニケーションを取り、服装や所持品、生活態度を気にかけましょう。
問合せ先
都民安全推進本部総合推進部治安対策課
電話 03-5388-2255
子ゴコロ・親ゴコロ相談@東京
LINEで話してみませんか?
ひとりで抱え込まず、気軽に相談してみてください。
友達登録はこちら
対象者
都内にお住まいの児童・生徒(18歳未満)とその保護者の方
相談対応時間
【平日】9時から23時まで(受付は、22時30分まで)
【土・日・祝日】9時から17時まで
問合せ先
福祉保健局少子社会対策部計画課
電話 03-5320-4137
アレルギーについて正しく理解して正しい対応をしましょう
アレルギーポータルサイト(東京都アレルギー情報navi.)のお知らせ
国民の約2人に1人がぜん息、花粉症、食物アレルギー等、なんらかのアレルギー疾患を抱えています。インターネット等には、アレルギー疾患の原因、予防法、症状の軽減に関する膨大な情報があふれており、この中から、適切な情報を選択することが難しい状況です。アレルギー疾患に関する正しい知識を身につけ、適切な対応、対策を行いましょう。
問合せ先
福祉保健局健康安全部環境保健衛生課
電話 03-5320-4493
「うちの子に限って…」は危険です!
今こそストップ! 薬物乱用
小学生・中学生による大麻の使用は、実際に起きています。大人が正しい知識を持ち、子供たちに薬物乱用の危険性や恐ろしさを、繰り返し伝えることが大切です。
薬物乱用の基礎的知識
問合せ先
福祉保健局健康安全部薬務課
電話 03-5320-4505
話してみませんか? あなたの心配
東京都教育相談センターの相談窓口
幼児から高校生相当年齢の方を対象に、ご本人や保護者のどちらの方からも相談をお受けしています。
教育相談一般・東京都いじめ相談ホットライン
いじめ、友人関係、家族関係、不登校、子育ての悩みや不安、発達障害等
0120(53)8288
フリーダイヤル 24時間受付
来所相談 【平日】9時~18時 【毎月第3土曜日】9時~17時
事前に上記の電話番号でお申し込みください。
高校進級・進路・入学相談
都立高校への進学・転学・編入学、高校中途退学等
03(3360)4175
【平日】9時~21時 【土日祝日】9時~17時
来所相談 【平日】9時~17時
事前に上記の電話番号でお申し込みください。
通訳を介した外国人児童・生徒の高校等進路・教育相談
英語、中国語、韓国語・朝鮮語の通訳を介し、教育相談一般、高校進級・進路・入学相談に対応
教育相談一般 フリーダイヤル
0120(53)8288
高校進級・進路・入学相談
03(3360)4175
【毎週金曜日】13時~17時(受付は16時まで)
メールによる教育相談
- ホームページをご利用ください。
保護者対象 学校問題解決サポートセンター
サポートセンターでは、都内の公立学校(幼稚園、認定こども園を含む)と保護者や地域住民との間で生じた問題に関し、学校等へ相談しているだけでは解決困難な場合にご相談をお受けしています。
03(3360)4195
【平日】9時~17時
問合せ先
東京都教育相談センター
新宿区北新宿四丁目6番1号(東京都子供家庭総合センター4階)
電話 03-3360-4181
教育相談一般・東京都いじめ相談ホットライン以外は、閉庁日・年末年始を除きます。