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「令和5年度東京未来ファクトリー」STEP1開校式・オリエンテーションを実施しました

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公開日:令和5年(2023)8月10日
最終更新日:令和5年(2023)8月10日

内容

  • 日時:2023年7月15日(土曜日)9:30-15:00
  • 参加人数:22名

 

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プログラムの概要

都立工科系高等学校を対象にしたプログラム「東京未来ファクトリー」は、生徒が学校を超えて交流しながら、「高度な知識・技術や工学的思考力・発想力をもった未来の『スペシャリスト』」と「東京の課題を解決し得る次代のトップランナー」を育成することを目指しています。

今回のプログラムでは、世界基準の探求型デジタルプログラム「WOZED(ウォズエド)」のカリキュラムから、キューブ型ロボットを使ったAI の仕組みを学び、地域課題解決のための AI 活用を企画・発表します。また、世界で活躍する技術者との交流会も開催されます。

東京未来ファクトリーチラシPDF [4.4MB]

ポスター

STEP1全体の流れ

STEP1では、開校式・オリエンテーションを行いました。開校式は、東京都教育庁指導部の挨拶ではじまり、様々な高校から集まった志高い仲間や企業の方々との対話を通して、自分の考えや感じたことを言語化しアウトプットすることが大切だと伝えられました。本プログラムを運営する株式会社ウィル・シードの代表からは「未来のスペシャリスト」として、一人一人の意見の違いから新しいアイデアを生み出してもらいたいというメッセージがありました。その後、グループでの自己紹介ワーク、WOZEDカリキュラムの一つであるスフィロミニを使ったグループ対抗のダンス大会に取り組み、参加者同士のチームワークを深める学習を行いました。デジタルやエンジニアリングの知識を会得するだけでなく、仲間と協働し実際に手を動かしながら、自ら学び課題を見つけ解決していくことを目的とするプログラム全体の意識付けとなる初回となりました。

特別講義

株式会社サイバーエージェント・岩崎氏とギリア株式会社・西村氏の2名をお招きし、エンジニアを目指すまでの経緯や最先端技術のリアルな現場の話まで、分かりやすくお話しいただきました。

株式会社サイバーエージェント AIクリエイティブDiv XRエンジニア
岩崎 謙汰 氏

現在XRエンジニアとして、「XRの新事例を作る」ことを目指している。高校時代は野球と受験勉強に打ち込み、大学3年生まではプログラミングが苦手分野であったが、4年生でHoloLensに出会いUnityでの開発に熱中し、作品を作りSNSで他人に発信することを繰り返した。そこで培った「熱中する→作る→見せる」のプロセスが、今の活動の基礎となっている。これまでに出会った多くの人々との関りを通して仲間との協働の大切さ、特定のコミュニティに囚われず「情熱ある仲間と共に作る」ことの大切さを実感した。製品を作ることに止まらず、実際に手に取り体験することから出てくるアイデアこそが課題解決に繋がる大きなヒントとなると力強く伝えた。

ギリア株式会社 執行役員 VPoT/HE事業部門 AI開発部 部長
西村 光平 氏

現在は機械学習のエンジニアとしてAIの社会実装に取り組んでいる。経営に近い立場からの視点で自身の手掛ける多くの事業例を挙げ、「技術の力」について語った。高校時代は、やりたいことが明確ではなかったが、大学4年生になりコンピューターと人との関わりに興味をもち「技術の力でこれまでできなかったことを可能にする」ことに面白さを感じ今の仕事にも繋がっている。AIでの課題解決の専門家として顧客と向き合いながら、課題解決のためには、「やりたいこと」と「技術で出来ること」の両方の選択肢をもち、柔軟に視点を変えることが大切だと感じている。新しい世界に飛び込む度に世界が広がったと自身を振り返り、今見えている世界がすべてではなく、今よりも自分に合うものがあるかもしれない、自分が何を楽しいと思うのか、何を大事にしたいのか、色々試しながら1つずつ明確にしていけばいいと参加者に呼びかけ勇気づけた。

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パネルディスカッションの時間では、積極的に手を挙げ質問をする参加者が多く、キャリアや生活に関する質問から専門的な技術に関する疑問まで、時間いっぱいの質問にゲストのお二人が頭を悩ませながらも真剣に回答してくださり、生徒たちも大満足の様子でした。

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オリエンテーション

オリエンテーションでは、最初のチーム活動として、自己紹介ワークとスフィロミニを使ったダンス大会が行われました。自己紹介ワークで徐々に緊張がほぐれ、スフィロミニを使ったグループワークでは、自ら考え、自ら学び、チームメンバー一人一人の個性・独創性・好奇心を存分に発揮しながら、力を合わせて作品を作り上げていく様子が見られました。答えを求めるのではなく試行錯誤しながら自発的に学んでいく姿、積極的で自由な発想を持つ生徒たちのいきいきとした姿、悩みながらも協力して最後までやり抜く姿が見られ、各チームの作品も発表も大人が驚くほどユニークで魅力的なものとなりました。これからのプログラムを通しての成長がとても期待されます。

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参加者の感想

  • 普段味わえないような、新鮮な体験をすることができてとても楽しかった。全員が初対面のメンバーで、最初は緊張していたが、なんとか打ち解けることができて良かった。また、現役の技術者の方たちの話は、どれもためになるものばかりで、AI技術およびプログラミングの奥深さを知ることができた。
  • ダンスの発表では1位になることはできなかったものの、準備時間の40分で満足いくような出来にすることができて良かった。なによりチームのメンバー全員で協力して一つの発表を作り上げたということが、とても嬉しく、達成感があった。次回以降も同じメンバーで活動をすると思うので、思い出に残るような、最高のプロジェクトにできるよう、頑張りたい。
  • やはり工科高校の人々は面白い発想の持ち主が多かった。新しい発想を取り入れ、考えを柔軟化することの大切さを知り、他の工科高校の人たちの考えも聞けてとても有意義で楽しい時間となった。次回の未来ファクトリーも楽しみだ。
  • 先生に推薦をもらって興味をもってきた。思っていた何倍も大変だったがそれとは比べ物にならないほど、たった一日でたくさんの学びを得ることができた。AIのことは興味があっただけで大したアクションを起こしていなかったが、これを機にプログラミングと合わせてたくさん学んでいこうと思う。
  • 自分は人見知りで初対面の人とかかわるのが苦手なので、次回以降、もっと深いかかわりをもてるよう、自分から声をかけるなどの工夫をしていきたいと思います。またグループの中で唯一3年生だったので、先輩として、後輩たちをサポートできるよう努力していきたいです。
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お問い合わせ

教育庁指導部高等学校教育指導課 「東京未来ファクトリー」担当
電話:03-5320-6845
メール  S9000023 (at)section.metro.tokyo.jp
※迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を変更しております。
 お手数ですが、(at)を@に置き換えてご利用ください。

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