公開日:令和5年(2023)10月4日
最終更新日:令和5年(2023)10月4日
最終日である今日は、「AIを活用して東京都の課題を解決する」というテーマで、各チームがこれまで創り上げてきたアイデアをロボットでの実演を交えて発表しました。
冒頭では本プログラムの活動の様子を短く動画で振り返り、最終発表に向けての士気を高めました。その後、チームごとに、ロボットを組み立てて動作の確認をしたり、読み合わせをしたり、念入りに発表本番に向けての最終準備を行いました。プログラム当初はなかなかうまく話せなかった生徒たちも、今では活発に意見を交換しながら、笑顔で楽しそうに取り組んでいる様子でした。
準備が整い、いよいよ最終発表会が始まりました。プレゼンテーションは1チームごとに10分、質疑応答が7分、発表順はその場のルーレットで決まりました。最終発表の講評者として、村瀨龍馬氏(株式会社MIXI/取締役上級執行役員)、瀬田信吾氏(株式会社ウィル・シード代表取締役社長)、長澤誠氏(同社取締役会長)の3名をゲストに迎え、各チームへの質疑・講評をいただきました。
プレゼンテーションでは、各チームの個性を発揮して、寸劇やジェスチャー、アイスブレイクなど、聞き手にアプローチする工夫も加えながら、各自の担当パートを堂々とした姿で発表しました。それぞれが「騒音」、「路上駐車」、「歩きスマホ」、「信号無視」、「ゴキブリ」など、身近な問題に焦点を当てて深堀し調査してきた東京都の課題と、AI・ロボットの特徴を生かした具体的な解決策について、実演を交えながら提案しました。質疑応答では、どのチームも良いプレゼンテーションだったという称賛と共に、「具体的にどこにロボットを設置したら効果的か」、「ターゲットの具体的なイメージはついているか」など、経営者・開発者視点の鋭い質問も出ましたが、自分たちなりの考えをしっかりと回答していました。
講評者から最優秀チームの発表と表彰式、全体への講評が行われました。どのチームも素晴らしい発表で接戦だったという前提のもと、AIを個人のニーズに合わせてパーソナライゼーションできることなどが評価され、最優秀チームが選出されました。選ばれたチームは名前を呼ばれた瞬間、驚きを隠せず、みんなで喜びを分かち合いました。
最後に、講評者を代表して村瀨氏より、「どのチームも良いプレゼンテーションで、それぞれが誠実に社会課題の解決に向き合っていた。このロボットに留まらず、拡大解釈していってほしい。今は技術活用についてぜひやってくださいと背中を押してくれる良い時代。もっと具体的にできれば起業家にもなれる。今回一つのものを作り上げることができたので、これからも自信をもって取り組んでほしい。」と力強い応援メッセージをいただきました。
プログラムの最後に、「未来の自分に向けたメッセージ」を書き、すべてのプログラムが終了しました。生徒たちが書いたメッセージを一部抜粋して掲載します。
教育庁指導部高等学校教育指導課 「東京未来ファクトリー」担当
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