令和4年度 三宅村教育研究発表会を実施しました
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三出張所・三宅村教育委員会連携指導事務事業
令和4年度 三宅村教育研究発表会
三宅村には、「保小中高一貫教育推進委員会」、「教育研究員」2つの研究組織が設置されています。
「保小中高一貫教育推進委員会」は、「指導内容の系統性」「指導方法の継続性」をはじめ、「学びの連続性」を確保し、保育園から高等学校までの教育の円滑な接続を目的としています。学力向上部会・健全育成部会・キャリア教育部会の三部会を設け、共通のキーワード「ICT」を基軸に、研究を進めました。
「教育研究員」は、教育研究活動の中核となる教員を養成し、その成果を広く授業実践に還元することを目的としています。三宅村の教育施策・子供たちの実態・保護者や地域の願いを踏まえてテーマを決め、研究を進めました。
1年間の研究成果を報告し、三宅村の教育実践に生かすために、研究発表会を実施しました。概要は次のとおりです。
- 1 実施年月日
令和5年1月26日(木曜日)15時から16時15分まで - 2 内容
- (1)三宅村保小中高一貫教育推進委員会 分科会発表
- ア 学力向上部会:主体的に学ぶ力を育むためのICT授業実践
- ~各校での実践事例を共有し、ICT教育を推進する~
- イ 健全育成部会:インターネットやICTのルール・モラルを守り、正しく安全に利用できる子供の育成
~「みやけっ子インターネットルール」の策定を通して~
- ウ キャリア教育部会:系統的な郷土理解学習とICT活用の可能性
- (2)三宅村教育研究員 研究報告
- ア 小学校算数科:ユニバーサルデザインの視点でボトムアップをねらう算数科習熟度別指導
- イ 中学校技術・家庭(家庭分野):地域人材を活かした島しょ地区の食育
- ~家庭・地域とつながり子供の未来を育む授業~
- 3 発表後の参加者の声
- ・ 学力向上部会が作成した義務教育9年間を見据えた「ICTスキルリスト」は、他の区市町村でもなかなか作成していないと思う。高校までの12年間を踏まえたリストを作成できたら、指導内容により系統性をもたせることができるように思う。
- ・ 健全育成部会が作成した「みやけっ子インターネットルール」をもとに、意識や使用時間等について、経年で変化を見取ることができれば、さらに研究が深まると思う。
- ・ キャリア教育部会の発表は、前年度の三宅村教育研究員の研究を基にしており、前年度の研究が生かされていた。今後も、保小中高で系統的かつ教科横断的な視点で郷土理解学習を進めていきたい。
- ・ 教育研究員の発表は、村学力テストの結果を基にした研究であり、経年で変化を見取ることが重要である。ぜひ研究を継続してほしい。
- など
記事ID:031-001-20240814-006125