令和5年度 三宅村教育研究発表会を実施しました
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三宅出張所・三宅村教育委員会連携指導事務事業
令和5年度 三宅村教育研究発表会
三宅村の研究組織である、「保小中高一貫教育推進委員会」、「教育研究員」それぞれの所属教員が三宅村の教育関係者向けに研究発表を行いました。発表会後は、学力向上部会の研究内容について教務主任会で具体策を検討するなど、村内の研究が一歩ずつ前進している様子が見られました。
1 実施年月日
令和6年1月25日(木曜日)午後3時から4時15分まで
2 研究組織
(1)保小中高一貫教育推進委員会
昭和50年代から続く三宅村の一貫教育を支える研究組織。「指導内容の系統性」「指導方法の継続性」をはじめ、「学びの連続性」を確保し、保育園から高等学校までの教育の円滑な接続を目的としています。学力向上部会・健全育成部会・キャリア教育部会の三分科会を設けて研究を進めております。
(2)教育研究員
教育研究活動の中核となる教員を養成し、その成果を広く授業実践に還元することを目的としています。毎年度、三宅小学校・三宅中学校からこれまでの実績を基に選考された各1名(計2名)の教員が、1年間研究員として活動しています。
3 発表概要
(1)保小中高一貫教育推進委員会
三つの部会が本年度の研究テーマである「個」を意識して、目指す子供像に迫ることができるよう、以下のとおり研究主題を定めました。
ア 学力向上部会
「次代の三宅島を担う基礎学力の高い人材の育成
~英語検定・数学検定・漢字検定の推進を通して~」
イ 健全育成部会
「三宅村 特別支援教育
~一人一人を大切にした教育を目指して~」
ウ キャリア教育部会
「キャリアパスポートの効果的な運用方法におけるICT 機器の活用に関する研究」
(2)教育研究員
三宅村教育委員会の重点施策、児童・生徒の実態・保護者や地域の願いを踏まえて以下のように研究主題を決めました。また、研究主題が達成された児童・生徒の姿を教科や対象とする児童・生徒の発達段階に引き寄せて具体的に表しました。その上で仮説やその検証方法を定めて研究を進めました。今年度は診断的評価及び検証のため、村立学校全児童生徒を対象に質問紙調査を実施しました。
ア 研究主題 自ら思考し、表現する児童・生徒の育成
イ 研究仮説
学習過程の「表現活動のステップ」を工夫すれば、自ら思考し、表現する児童・生徒が育つだろう。
ウ 検証方法
(ア) 質問紙調査結果の比較 (イ) 形成的評価の蓄積