都立赤羽北桜高校の第一期生による卒業発表会・卒業制作展が開催されましたー卒業発表会(保育・栄養科)ー
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令和3年4月に産声をあげた都立赤羽北桜高等学校は、「命を育み、人を支えるスペシャリストの育成」を学びのテーマとした新しい都立高校です。保育・栄養、調理、介護福祉のスペシャリストが育成できる家庭科、福祉科の専門高校として、生徒の皆さんが日々努力をしてきましたが、第一期生が3年間の学びを終え、集大成ともいうべき「卒業発表会」(保育・栄養科)、「卒業制作展」(調理科)が開催される運びとなりました。
令和6年2月7日、2月8日の両日にわたって開催された両イベントの様子を紹介いたします。
「卒業発表会」(保育・栄養科) 令和6年2月7日(水曜日)
2月7日(水曜日)、保育・栄養科による「卒業発表会」が行われました。2年生保育・栄養科の生徒と3年生の保護者も参加しました。
課題研究発表
昨年度より、東京都の民間OB等活用事業の指定を受け、科目「課題研究」の2年生では
STEP(S=Support、T=Tradition、E=Education、P=Professional、夢への一歩を踏み出そう)、
3年生では
MAP(M=Management、A=Action、P=presentation、自分の人生の地図を描く力を身につける)
を深めるため、保育や栄養について多角的な視点で研究を行ってきました。今年度は、幼児児童英語やインクルーシブ教育、フードビジネスや料理研究家などの方々から指導や助言を受けながら研究を進め、発表を行いました。
幼児児童英語
幼児児童英語では、園で行われる英語教育を想定し、子どもたちに英語を楽しみながら食育活動を行う授業を、生徒が教師役、生徒役に分かれ披露しました。発音指導には、本校のJETにも協力してもらいました。
インクルーシブ教育と地域子育て支援
インクルーシブ教育では、障がいの有無にかかわらず、すべての子どもを受け入れ保育をする方法、地域子育て支援では、子ども食堂、フードバンクについても研究しました。
料理研究家への道
そして、「幼児教育・保育系」と「栄養・健康系」に分かれ、この一年の学びを中心に発表を行いました。
幼児教育・保育系
パネルシアターの発表
学校設定科目「子供と造形」で制作したパネルシアターの実演を行いました。
手話の様子と弾き歌い
「生活と福祉」で学んだ手話を披露しました。最後に「子ども文化」で学んだ音楽活動で、実際に自分たちが弾いたピアノを動画に撮ったものに合わせて、「虹」「赤いやねの家」を歌いました。
栄養・健康系
生徒が管理栄養士役と病院の患者役に分かれ、「糖尿病」にならないための食生活や生活習慣について、劇を交えて披露しました。
展示発表
廊下には、昨年度の「課題研究」の制作物や今年度の作品、研究内容を展示しました。
会に出席した2年生は先輩たちのレベルの高い発表に感動し、また圧倒されていました。そして来年、自分たちは先輩を越えたいと意気込んでいます。
「卒業制作展」(調理科)に続きます。
【都立赤羽北桜高等学校】