都立高校生が、在アラブ首長国連邦日本国大使館を表敬訪問しました
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東京都教育委員会では、海外と東京の高校生同士の交流等を通して、異文化を理解し、多文化共生社会の実現に向けた意識を醸成するとともに、他者と協働して世界的な課題の解決に取り組む姿勢を育むため、今年度は、新たに、アラブ首長国連邦(UAE)に、都立高校生を派遣しました。
12月17日(土曜日)に、都立三鷹中等教育学校と都立工芸高等学校の生徒16名が、在アラブ首長国連邦日本国大使館へ表敬訪問を行い、磯俣大使や職員の方からお話を伺いました。また、世界青年の船UAE同窓会代表の方に講演していただきました。
磯俣大使からは
「UAEへようこそ。皆さんの来訪を心から歓迎します。
この国の大きな特徴は、中東・アラブ諸国でも抜きんでた国際化と開放性です。そしてその背後には、「寛容(tolerance)と共生(coexistence)」という考え方があります。
UAEの多くの人達は、日本や日本人に対して尊敬の念を持っています。ムハンマド大統領も日本人の規律・道徳観や「武士道」に高い関心を持っています。
日UAE関係は、これまで石油・ガスの関係を中心に発展してきました。UAE自身が経済多角化、世界が脱炭素化・低炭素化に向かう中で、この国が日本の将来にとって重要な国であることは変わらず、特に来年UAEがCOP28のホスト国として気候変動について世界の議論をリードせんとしていることも要注目です。
皆さんへ二つのお願いがあります。一つは、日本という狭い殻に閉じこもることなく、積極的に外に出てほしいということ。もう一つは、是非この国をよく見て、自分が将来どういうキャリアに進み何をしたいのか、自分のため日本のために何ができるのかを考えるきっかけにしてほしいということです」とのご挨拶をいただきました。
【関連情報】都立学校生の海外派遣機会の拡充について(令和4年11月30日報道発表資料)