公開日:令和2年(2020)1月10日
最終更新日:令和2年(2020)1月10日
学校栄養士会では、学校給食の充実を図るため、レシピの開発を行っています。
八丈島では年間を通して、様々な野菜や魚をとることができるため、学校給食でも度々八丈島産の食材が登場します。児童・生徒にもっと八丈島産の野菜や魚を好きになってもらえるよう、今回は旬の地場産物を活用したレシピの検討をしました。
かき菜は12月から3月に旬を迎えるアブラナ科の野菜で、歯ごたえがあり、華やかな香りとピリリとした辛みが特徴です。八丈島の郷土料理としてかき菜だけで作るかき菜飯のレシピもありますが、今回は人参や油揚げも入れて作りました。かき菜は八丈島でとれたものを使用しました。
見た目も鮮やかなかき菜ご飯に仕上がりました。甘めの味付けにしたのとかき菜を下茹でしてから炒めたので、青菜が苦手な児童・生徒も食べやすい一品となりました。
八丈島産のサワラを使い、しょうが・にんにく・ねぎの入ったみそベースのつけだれに漬けて、焼きました。八丈島では、カマスサワラのことをサワラと呼びます。カマスサワラは、一般的なサワラよりもさっぱりしていて、安価で手に入ります。
給食では、スチームコンベクションオーブンという蒸し焼きができるオーブンで焼くのですが、試作はフライパンで焼きました。サワラは淡泊な魚ということもあり、さっぱりした仕上がりになりました。大量調理になるとまた状況が変わるかもしれないけれど、つけだれをもう少しゆるくしても良いのではという意見も出ました。
給食メニューとして以前実施していたレシピを復活させるべく、試作しました。八丈島では、ナメモンガラのことをトミメと呼びます。トミメは、クセのない魚なので、給食でも人気があります。下味をつけたトミメを焼いて、豆板醤やねぎ等を入れた中華風の照り焼きのたれをかけて作りました。
中華風照り焼きは、ご飯がすすむ甘めの味付けで、食欲を刺激してくれます。トミメは冷めてもおいしく食べることができ、魚が苦手な人にもおすすめの一品となりました。
試食しながら、分量の調整等の改善点について協議しました。また、給食で使用できそうな八丈島産の食材を紹介し、地場産物の活用について話し合いました。各給食施設の実態に応じて様々な感想が出て、充実した研修となりました。
教育庁八丈出張所
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