ここから本文です

青ヶ島村立青ヶ島小中学校において令和2年度献立開発研修を実施しました

  • Facebookでシェアする
  • LINEで送る

公開日:令和2年(2020)10月16日
最終更新日:令和2年(2020)10月16日

青ヶ島は年間を通して生鮮食料品を確保することが難しく、その中で工夫を凝らした給食を毎日提供することは簡単なことではありません。そのような環境でも、給食が青ヶ島の児童・生徒にとって楽しみな時間となるよう、学校栄養士会では献立の充実を図るレシピ開発を行っています。今回は「外国料理」をテーマとして、アイルランド料理の検討をしました。

実施日など

  • (1)実施年月日
    令和2年9月7日(月曜日) 14時30分から17時まで
  • (2)会場
    青ヶ島村立青ヶ島小中学校 家庭科室
  • (3)参加人数
    2名(青ヶ島内の学校給食に携わる栄養士)
  • (4)主な内容
    ・給食レシピの試作、試食、協議

試作

アイリッシュシチュー

アイルランドは世界的に有名な黒ビールの産地で、黒ビールをたっぷり使った煮込み料理はアイルランドの国民食ともいわれています。ビールで煮込むことで、お肉を軟らかく仕上げることもできます。今回は学校給食用にビールの量は少なめにして、アイルランドの定番料理を作りました。

(1)調理風景

写真:アイリッシュシチュー1バターを熱して、玉ねぎ・にんじん・セロリ・マッシュルーム・にんにくを入れて炒めます。
写真:アイリッシュシチュー2トマト缶・ビール等を加えてじっくり煮込んでいきます。

(2)出来上がり

写真:アイリッシュシチュー3

通常のトマト煮込みとはひと味違う大人な味のシチューが完成しました。十分に加熱しているので、ビールのアルコール分は飛んでいますが、黒ビールのほろ苦さが残っているので子供は苦手かもしれないという意見がありました。学校給食用に黒ビールの量は減らして作りましたが、さらに減らして、トマトケチャップを追加する等のさらなる改良をしていきます。

コルカノン

「コルカノン」とは、キャベツやケールを混ぜたマッシュポテトを意味しています。今回は学校給食用にケールは使わず、アイルランドの国民的食材である「じゃがいもとキャベツ」を使って作りました。伝統的なアイルランド料理ですが、日本人の口にも合う味付けになっています。

(1)調理風景

写真:コルカノン1キャベツとベーコンを油で炒めていきます。
写真:コルカノン2鍋にバターと牛乳を加えて熱し、マッシュしたじゃがいもを加えて混ぜます。そこへ炒めたキャベツとベーコンを加えます。

(2)出来上がり

写真:コルカノン3

有塩バターとベーコン以外に塩は加えないというシンプルな味付けですが、ちょうど良い塩味で、優しい味付けのマッシュポテトに仕上がりました。マッシュポテトの滑らかな食感に、炒めたキャベツのシャキシャキ感がアクセントになっている一品です。

協議

写真:協議

試食をしながら、食材の使用量や調味料の変更等の改善点について協議しました。外国料理をどこまで忠実に再現するのか悩ましい点ではありますが、青ヶ島の児童・生徒がその国について興味を持つ良い機会となるよう、学校給食でできることをしていきたいと思います。試食してくださった先生方からも様々な感想をいただき、充実した研修となりました。

お問い合わせ

教育庁八丈出張所
電話:04996-2-0742 ファクシミリ:04996-2-2889
メール:S9000009(at)section.metro.tokyo.jp
迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。
お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。

ページID 5797

このページの目次

PCサイト表示

表示を元に戻す

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る


ページの
先頭へ