青ヶ島村立青ヶ島小中学校において令和3年度献立開発研修を実施しました
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青ヶ島は年間を通して生鮮食料品を確保することが難しく、その中で工夫を凝らした給食を毎日提供することは簡単なことではありません。そのような環境でも、給食が青ヶ島の児童・生徒にとって楽しみな時間となるよう、学校栄養士会では献立の充実を図るレシピ開発を行っています。今回は「減塩レシピ(麺料理)」をテーマとし、塩分(食塩相当量)が多くなりやすい麺料理を2品検討しました。
実施日など
- (1)実施年月日
令和3年12月10日(金曜日) 午後2時30分から午後5時まで - (2)会場
青ヶ島村立青ヶ島小中学校 家庭科室 - (3)参加人数
2名(青ヶ島内の学校給食に携わる栄養士) - (4)主な内容
・給食レシピの試作、試食、協議
試作
ツナのさっぱり焼きうどん風
味付けにお酢を使い、しょうゆの量が少なくても美味しく食べることができるよう工夫しました。
(1)調理風景
(2)出来上がり
減塩を感じさせない美味しい焼きうどんが完成しました。また、具材と調味料、うどんを合わせる時に炒めなくてもあまり違いがないことが分かりました。味付けは酸っぱすぎず、子供でも食べやすい味付けで、もう少ししょうゆを減らしても十分美味しく食べられるという話になりました。ただ、ツナの油をもう少し切って、炒める油の量も減らした方がさらに「さっぱり焼きうどん」になるのではという意見もいただきました。さらなる減塩を目指して、調味料の調整をしたいと思います。
和風ミルクスープパスタ
牛乳を使うことで、減塩していてもコクが出て、美味しく食べることができるように工夫しました。
(1)調理風景
(2)出来上がり
牛乳とみその相性が良く、具沢山で見た目も色鮮やかに仕上がりました。スープとして飲む分にはちょうど良い味付けでしたが、とろみがついていないためパスタに絡まず、少し味が薄いと感じてしまうという意見が出ました。いただいた意見を参考にして、スープパスタとして美味しく食べられる味付けになるよう改良していきます。
協議
試食をしながら、食材の使用量や調味料の変更等の改善点について協議しました。麺料理は、麺自体に食塩が含まれているため、どうしてもその日の献立の塩分が高くなってしまうということがあります。減塩を心掛けながら、美味しく食べてもらえる学校給食を目指して今後も給食レシピの検討をしていきたいと思います。試食してくださった先生方からも様々な感想をいただき、充実した研修となりました。