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都立赤羽北桜高校の第一期生による卒業発表会・卒業制作展が開催されましたー卒業制作展(調理科)ー

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公開日:令和6年(2024)3月1日

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令和3年4月に産声をあげた都立赤羽北桜高等学校は、「命を育み、人を支えるスペシャリストの育成」を学びのテーマとした新しい都立高校です。保育・栄養、調理、介護福祉のスペシャリストが育成できる家庭科、福祉科の専門高校として、生徒の皆さんが日々努力をしてきましたが、第一期生が3年間の学びを終え、集大成ともいうべき「卒業発表会」(保育・栄養科)、「卒業制作展」(調理科)が開催される運びとなりました。

令和6年2月7日、2月8日の両日にわたって開催された両イベントの様子を紹介いたします。

「卒業制作展」(調理科) 令和6年2月8日(木曜日)

制作展テーマ 「Nouvelle Cuisine –First season- ~ありがとうの気持ちを込めて心動かす一品を~」

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2日目の2月8日は調理科による「卒業制作展」が行われました。生徒の皆さんは、卒業制作展に向けてメニューの構成を練り、それぞれの料理やゲストの対応など、担当ごとに綿密に準備を重ねてきました。

制作展のテーマは『Nouvelle Cuisine –First season- ~ありがとうの気持ちを込めて心動かす一品を~』

Nouvelle Cuisineとはフランス語で「新しい料理」を意味する調理法・スタイルの一つで、フランスの料理評論家により紹介されたものです。赤羽北桜高等学校調理科は「都内で最も新しい調理科のスタート」を切るにあたって、これを校内リーフレットのタイトルにしました。そして卒業制作展でもテーマとして掲げました。これは新たな調理科を作り上げてきた彼らの自負の発露であり、また、サブタイトルには、3年間の学びの成果を料理に込め、感謝とともにゲストに届けたいという思いが詰まっています。

前日は3年間最後の授業日。卒業制作展に向けて、ここまで綿密に準備をしてきました。全ての授業を終え、皆さん全力で卒業制作展に取り掛かっていました。

23調理室は戦場です
代替テキスト

受付チーム、サービスチームも、それぞれの持ち場でしっかり準備を進めていました。

25 慎重に、でも急いで会場に運びます
26ゲストの受付もしっかりと

いよいよ、生徒保護者やこれまで学習活動に協力いただいた外部講師などのゲストを迎える時間となりました。今か今かと開場が待ちきれないゲストが長蛇の列を作っていましたが、生徒の皆さんが手際よく3つの会場に案内していました。

3会場ではそれぞれ、1年次、2年次、3年次の活動の様子がビデオ上映されていて、ゲストの皆さんが興味深い面持ちで普段目にする機会が少ない実習などの学校生活に目を凝らしていました。

27会場で料理のお披露目です
28会場では各学年ごとの活動が放映されました

佐藤校長先生(本日は養成施設としての「施設長」)からご挨拶があったのち、日本料理チームの市川チーフ、西洋料理チームの深沢チーフ、中国料理チームの青山チーフから、それぞれご挨拶と意気込みが語られ、いよいよ食事の提供が始まりました。

29佐藤校長、生徒の皆さんを労いながらのご挨拶
緊張の面持ちの各チーフ緊張の面持ちの各チーフ
30日本料理 市川チーフ
代替テキスト西洋料理 深沢チーフ
32中国料理 青山チーフ

【市川チーフの挨拶】

「日本料理は講師の石井先生にご指導頂いた「おもてなし」を中心に献立を考え、美味しい物づくしです。和菓子では担当の山本さんが練りきりの手技披露もしています。どうぞ召し上がってください。」

【深沢チーフの挨拶】

「西洋料理は講師の谷シェフのご指導の下、タイトル通りのヌーベルキュイジーヌを目指して料理を作りました。ヌーベルキュイジーヌとは「新しい料理」という意味です。私たちの作った新しい料理を、目で、舌で味わってください。」

【青山チーフの挨拶】

「中国料理は薮崎先生にたくさんの技法をご指導頂きました。日本料理も西洋料理もみんな頑張っていたのでとても美味しいと思いますが、中国料理が一番だと思いますので、是非ご堪能ください。」

いよいよ、料理のサービスが始まりました。この時を待ちかねたゲストの皆さんが、生徒の皆さんの案内でビュッフェ会場に入っていきます。中では各料理チームが、メニューの説明をして、手に取っていただけるよう声をかけていました。どのメニューもきれいに盛り付けられていて、おいしそうなものばかり。「全部食べたいぐらいだね!」と話すゲストも。皆さん料理を笑顔で手に取っていました。

料理を口にした方からは、「一つ一つの料理がどれも丁寧に作られていた」「調理に関わった生徒たちの熱意が感じられる」「料理の出来に感動」などの感想が聞かれ、満足度も高かったことが伺えます。

代替テキスト美味しそうな料理が並びます
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代替テキスト心のこもったサービス
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38ゲストが取った料理を写させていただきました

試食の時間が終わりに近づくころ、会場では各料理チームのチーフがゲストにご挨拶をしました。3年間の感謝、これからの進む道など、話した内容はそれぞれでしたが、ゲストの皆さんは感慨深げに聞き入っていました。会場が暖かい拍手に包まれたのは言うまでもありません。

39最後の挨拶に臨む深沢チーフと調理科 池田先生

40サービスチームの皆さん

413チーム代表を囲む薮崎講師(左端、中国料理担当)、谷講師(右端、西洋料理担当)

今回取材を通じて、3年前に新たにスタートを切った赤羽北桜高校の第一期生たちが、手探りながらも、教員をはじめとした多くの関係者と協働して歴史の一歩を築いたんだなと改めて感じることができました。卒業生の皆さんが切り開いた道を、後輩たちがどのように守り、どのように深化させていくのか、とても楽しみに感じた卒業発表会・卒業制作展でした。

次のステージに進む第一期生の皆さんに、心からお祝い申し上げます。

ご卒業おめでとうございます!!

 

保育・栄養科の卒業発表会もご覧ください。

【都立赤羽北桜高等学校】
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お問い合わせ

東京都立赤羽北桜高等学校
電話:03-5948-4390

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