プログラミングイベント「みんなでアプリ作ろうキャンペーン」 第2弾ハッカソン2025を実施しました
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8月4、5、7、8日の4日間、日本マイクロソフト株式会社品川本社で、都内の国公私立高等学校・中学校等の生徒を対象にしたプログラミングイベント「みんなでアプリ作ろうキャンペーン」第2弾ハッカソン2025が行われました。
一昨年度から始まった3回目のハッカソンのテーマは「私たちの世界を変えよう!~ひらめけ!私たちのアイデア!~」です。テーマに基づいて20グループ・計89名の中高校生が、自分たちで設定した問題を解決するために、生成AIを使ったアプリの企画と開発に挑戦しました。各グループに1名のメンター(アドバイザー)がつき、アイデア出しから開発作業において、様々な相談や専門的な助言を受けながらスマートフォンで動作するモバイルアプリの完成を目指しました。
最終発表では、前半10チーム後半10チームの計20チームが会場内二つのスクリーンを使ってプレゼンテーションに挑みました。若者が選挙に行くことを促すアプリ、日程調整アプリ、旅の記録を残すアプリ、家のレシピを考える献立アプリなど、様々なターゲットに向けたものを開発しました。ITの専門家である審査員たちは「毎年レベルが上がっている」と話し、アプリや発表の完成度の高さに、会場は大盛況でした。
審査の結果、最優秀賞はアプリ名「CLIME」を開発した葛飾商業高等学校のチーム「禰蛇巍糯爆裂無双(ねたぎればくれつむそう)」が受賞しました。
「CLIME」は、「掃除をするきっかけ」を作るアプリです。掃除をする箇所を撮影し、その画像を生成AIが解析することによって掃除方法を説明、掃除終了後は生成AIによる採点に応じてポイントが付与される仕組みになっています。「掃除から世界を変える」をコンセプトとし、地域のイベント等と連携してユーザー数を増やしていくことを想定しています。
チームメンバーは、「どうせなら面白く、発表を楽しむことを大切にした。また去年に続いて2度目の出場なので、何を伝えれば審査員が理解しやすいかを意識して発表した。将来はIT関係の企業で勤めたいが、その進路への自信にもつながった」と、笑顔で喜びの気持ちと将来への展望を話しました。
発表後はチーム同士の交流会が開かれ、各チームが作成したアプリを実際に操作体験をしながら、互いに説明等を行いました。
担当の瀧田デジタル推進担当課長は、「生徒たちのアイデアに驚き、大変感動した。わずか4日間で、開発から発表までやり遂げたのは努力とチームワークの賜物である。この経験を今後の学習、日常生活、進路選択で生かしてほしい。アプリをさらに改良して実社会で使用することも視野に入ると思う。未来の可能性を感じた。」と話しました。
東京都教育委員会では、IT化の進展に伴い、社会の様々な分野でITを活用し、展開する人材が一層必要となることを踏まえ、多くの子供たちがITの基本的なスキルであるプログラミングに興味関心をもてるよう、多様なプログラミングイベント「みんなでアプリ作ろうキャンペーン」を実施しています。
【6月から8月まで】 第1弾「ワークショップ」
【8/4、8/5、8/7、8/8】 第2弾「ハッカソン2025」
【8/28から11/21まで作品募集】第3弾「モバイルアプリコンテスト2025」
(参考)「みんなでアプリ作ろうキャンペーン」特設サイト